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6話

6話


中学生のお姉さん達(本当は年下だが)に挨拶ができた晴香と、その一同は1時間30分程テレビやら、クラスの男の子やらの話で盛り上がった後昼食を食べに近くのファミレスに行こうとしていた。


『晴香ちゃん。晴香ちゃんは、ファミレスで何食べるのかな?晴香ちゃん、随分大きいけど、もう大人のお料理たべれるのかな?』と面倒見の良さそうな1人が晴香に声をかける。

当然、一人前食べれる晴香が『ぅん…』と言いかけた時

『あー。この子ったら身長こそ大きいけど少食なんだって。だから、うちにいる時もあんまり食べないのよ。だからー…。晴香ちゃんは、お子様ランチがいいかな。』と早苗が割って入ってきて勝手に決め付けてしまう。がそれに反対すれば、晴香が小学生らしくないと思われてしまうことを恐れてしまい、結局晴香はお子様ランチを食べることを渋々(態度には現れてないが)説得されたのだった。

そんなこと風にしているとすぐにファミレスが見えてきた。


『何名様ですか?』と美人な店員に聞かれ

『えーと、大人3人と子供一人です。』慣れているのか、堂々とした態度で早苗が答える。もちろん、子供一人とは晴香の事だが実はこの時、晴香は別のことに集中していた為気づかなかった。そうして、一同は席まで着くと

『あれ?晴香ちゃん、寒いの?私の上着貸してあげるわね。』と、1人が晴香に自分の上着を被せる。本当は寒いのではなく、この店に来た時から晴香が最も気にしていること…そう、晴香は今トイレに行きたいのだ。しかし、三人は晴香にも気を配り面倒を見てくれているのでなかなかタイミングを見つけて“トイレに行きたい”と言えないでいたのだった。

『あ、ありがとぅ…。』とかろうじて出た声には明らかに切羽詰まった状況だという事が感じられた。そんな様子に気づいた早苗はあえて気づかないふりをして晴香に接する。

『晴香ちゃん、どうしたの?具合でも悪いなかな?お熱出ちゃったかな?』と言いながら晴香のおでこに手を当てたりして確かめる風にするが、もちろん体調が悪いわけではないので何もなく…。

『んー。特に何もないようだけど…。晴香ちゃんどうしたの?お姉ちゃん達に言ってごらん?』と優しく声をかけると

『ぉ…おしっこ。』と顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうに言う。

『おしっこ出ちゃったの?それとも出そうなの?』と本当は出そうなのだということを知っていながらあえて時間を稼いでいる。しかも、周りには“出ちゃった”という選択肢がある事から晴香がおむつを当てているということを薄々だが、感じていたのである。なぜなら、おしっこが出ちゃった…つまりお漏らししてしまったのに服は汚れていない。という状況が考えられる中、少女たちなりに考えてもおむつを当てているという結論にしか行き着かなかったからである。

『で…そう。』といかにも辛そうに答える晴香に、

『じゃあ、晴香ちゃん。おトイレ借りてこよっか。みんなはお料理きたら食べててね。』と言って晴香の左手を引き、小さなバックを持ってトイレへと向かった。


『晴香ちゃん。今おむつ脱がせてあげるからね』と言っている最中、実は晴香はすでにオムツの中を黄色く染めていたのだった。

『ぃ…いや。自分でできるから…。』と幼児がいやいやをするように抵抗する。

『ダメよ。そこに立っててくれればいいから。ね?すぐ終わるわよ。』と有無を言わさぬ強い口調で晴香に言うと、すぐに晴香のおむつをずり下ろしてしまう。因みに、晴香が今履いていたのはパンツ型のおむつだった。

『あら…?晴香ちゃん。早苗お姉ちゃんに嘘ついちゃったの?もう、お漏らししてるじゃない。』と晴香を問い詰める。

『う…うそじゃ…うそじゃないもん…。』と晴香はさっきは漏らしていないことを主張するが、言葉が足りずに余計お漏らしをしてママに怒られている幼女のような光景になってしまう。

『おむつにこんなシミ作って嘘じゃないなんて、よく言えるわね。嘘だって認めて、お姉ちゃんに謝るまで、晴香ちゃんはスカートの下に何も履かないで今日過ごしなさい。』と早苗に怒られてしまった晴香は、ちょっと考えた後“素直に謝って、おむつを履いた方が賢明だ”と思い早苗に謝る。

『ごめんなさい…。晴香はお漏らしして、ごめんなさい。』と言う。

『ふーん。じゃあ、お漏らしをして黙ってたことは許してあげる。だけど、晴香ちゃんはまだ何を履きたいのか言ってないわよね?だから、お姉ちゃんに何履かせて欲しいのかおねだりしたら、履かせてあげるわよ。』と言われてしまった晴香は戸惑いながらも

『早苗お姉ちゃん。は、はるか…はるかにおむつ履かせて…履かせて下さい。』と言う。

『はい。よくできました。そんなえらい晴香ちゃんに、今度はさっきとは違うおむつ履かせてあげるわね。』と言って取り出したのは、テープタイプでさっきよりもモコモコしてしまうため、少しスカートからチラチラと見えてしまう。しかし、そんなことは履いてみなければ晴香には分からないので、無抵抗で晴香はそのおむつを当てられてしまった。

『さ、みんなも待ってることだし早く戻るわよ。』と言われ手を引かれて自分たちのところまで戻ってくる。


『あ、晴香ちゃん。大丈夫だった?ふふふ、まさか小学3年生のお姉さんが、お漏らしするわけないもんね。ましてや、いい子ちゃんの晴香ちゃんだもんね。』と知ってか知らずか、晴香の高校生としてのプライドをことごとく崩れ落ちさせられるような言葉をかけられてしまう。この時、実はスカートからおむつが見えていることは、晴香以外みんな知っていた。


そして。この後晴香は中学生の少女達にお子様ランチを食べさせられている姿があった。ファミレスを出た後はおむつの交換までされてしまい、晴香は高校生のプライドを完全に無くしてしまえるほど、屈辱に満ちた一日が幕を閉じるのであった。

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