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ギルド

とりあえず情報収集のためにギルドに向かうことにした。

向かう途中、ケンカしている人、泣いている人、打ちひしがれている人を見かけた。


見上げると空は曇天模様で、心が重いもやで埋め尽くされていた。


神殿がなくなった今この町一番の大きな建物だ。

数百人単位で泊まれる宿

レイドボス討伐作戦を行う会議室

仲間を見つける酒場

クエストを発注するカウンター

クエストを見るボード

なんかがあって最も人が集まる場所である。


床は木目がむき出し。

壁はレンガでできている。


入ってすぐにカウンターがあり、両サイドに酒場とクエストボードがある。


部屋の両端には二階に続くうねった階段がある。

部屋に続くだけのものではなく下がのぞけるように腰ほどの高さの柵がかけられている。


壁にはたいまつがかけられている。

が、しかしこれが建物に燃え移ることはない。

防火処理済みである。


それはともかく、いつものような明るい賑やかさがない。

おそらく自分と同じ気分なんだろう。


だっておかしい、いきなり死ぬ世界でモンスターと戦えだ。

ふざけるな。

誰だこんなことをしたやつは。


ふぅ。


だが、そうもいっていられない。

このままでは、現実世界の俺の体はどんどんやせ細り果てには死んでしまう。


1週間ねたきりで30%、1か月で半分。1年後には70%の筋肉がなくなる。

人間の体は働かないとどんどん働けなくなっていく。


そうなる前に、このゲームを脱出する方法を見つけなければ。





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