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魔女育成校に爆破予告?!

作者: アオサマ
掲載日:2026/01/15

書いた作文を教室まで持って走る凰華(おうか)

早く出さないと提出期限に間に合わない。

教室の扉を開けて先生の元へ向かう。

と…

ビリビリビリビリ!

いきなり近づいてきた智也(ともや)に作文を破かれた。


「やめてー!」

飛び起きた凰華。

「ハアハアハア…」

まただ。


小学校、中学校を経て魔女育成校に入った凰華だったが、保健室登校が続いていた。

その原因はPTSD。

小学校の頃のいじめが原因だった。

今いる学校には当時のいじめっ子たちはいないが、その状況を知っている人間が何人かいる。

それで教室に行くのが怖いのだ。


夢には実際に体験したことから、そうでないものまで、出てくる。

そう、凰華は悪夢障害に悩んでいた。

病院にも通っているがなかなか治らない。


今日も保健室で勉強する凰華。

しかし今日は一人では無かった。

一年生の子が向かい合わせで勉強していた。

理由は聞かない。

それが事情のあるもの同士の礼儀だと思っていた。


と、

「ちょっと職員室行ってくるから。

怪我人が来たら、ちょっと見といてね」

保健の先生が慌てて職員室へ向かった。

凰華は保健委員会ではない。

でも、保健室に入り浸っているせいで、保健委員会と同じ扱いをされていた。

「凰華!」

(ゆう)が走って保健室にやってきた。

悠はいじめられた当時を知るメンバーの一人だ。

「今の話、聞いた?」

「保健の先生が出ていった電話のこと?」

「爆破予告だって!」

「えっ?!」

悠はテレパシーを読み取ることができる。

クローズにしてない心は全部読み取る。

担任の先生の心を読んだのだろう。

「凰華、爆弾はハッキングしたパソコンがスイッチになってるんだって

できる?」

「できる?って…」

凰華は難しい顔をしていた。

「イギリスで研修もしてきた凰華なら朝飯前でしょ?」

「いや…」

「悠先輩!

私、爆弾犯探せます」

「えっ?!」

いきなり一年生の子が声をあげた。

驚く凰華と悠。

話を聞くと、爆発するのを見れる範囲にはいるはず。

この学校に恨みがあるなら尚更。

火薬の匂いを魔術で探すことができると言うのだ。

「確かにそれなら他にもできる子がいるかも知れない!

声かけてみんなで探そう!」

「はい!」

「じゃあ、凰華よろしくね!」

悠と一年生は張り切って出ていった。

その反対に凰華は渋々、保健の先生のパソコンに向かい合った。

爆弾で死んてもいいと思っていた。

毎日フラッシュバックと悪夢にうなされる日々を送るくらいなら…

魔女らしい死に方ではないけど、そこがまた良いと思っていた。


あれから1時間が経とうとしてた頃、犯人を連れてみんなが戻ってきた。

「爆発する!

離せ!」

犯人はもうすぐ爆弾が爆発することを知っていた。

卒業生だった。

魔女になれなかった…

「爆発ならしないよ」

凰華が冷静に言う。

「な…んで?」

「凰華の手に掛かればハッキングされたパソコンを魔術でハッキングし直すことくらい簡単だからね」

凰華の代わりに悠が答えた。

「心に傷はあってもだからこそ強い。

保健室登校者なめんなよ!」

悠は格好つけた。


いじめられてた時、助けてくれなかったのは今でも恨んでいる。

でも、こうやって気さくに、そして頼りにしてくれるは素直に嬉しい凰華だった。


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