7話
ま「なんかたくさん貰えたね」
ゆ「まおーさんが居てくれたからだね。それじゃ次にいこ?」
ま「次はどこにいくの?」
ゆ「お魚!」
ま「確かに昨日食べたお魚美味しかったもんなぁ」
ゆ「お野菜と一緒に焼いてあったやつでしょ?美味しいんだよねぇ」
ま「よし、それでどっち?」
ゆ「こっち!」
ま「待って!荷物持ってるんだから!」
ゆ「早くー!」
―
ま「へぇ…神経〆に血抜き、料理しやすいように切り身まで売ってるんだなぁ…目も濁ってないし、いい魚ですね」
「お、にいちゃんわかるかい?」
ま「特にこの魚、名前はわからないですけどこの大きさなのに身がしっかりとしてる。獲る人もすごいんですね!」
「実はな…俺が毎朝獲って来てるんだ」
ま「かなり苦労されますよねぇー!確かにこの値段でも頷ける新鮮さだ!」
「おうおうおう!にいちゃん言ってくれるねぇ!それじゃこいつとこいつもオマケだ!」
ま「いいんですか!?これ結構いい値段ですよ?」
「なかなかこの魚の良さと苦労をわかってくれる人がいなくてな…にいちゃんが初めてだ!こんなにいい気分になるのも
大物釣れた時くらいだよ!」
ま「ありがとうございます!美味しくいただきます!」
「おう!ゆうきちゃんもたくさん食べてくれよな!」
ゆ「おじさんありがとう!」
ま「いいおじさんだな!」
ゆ「あそこまでニコニコしているおじさん初めてみたかも」
ま「それで次は?」
ゆ「最後にお肉!」
ま「いいねぇ!」
―
ゆ「こんにちは!」
「おや、ゆうきちゃんおつかいかい?」
ゆ「そうなの!この人も…あれ?」
ま「おお…このお肉すごいですね!サシもさることながらしっかりうまそうな部分だけ…」
ゆ「はぁ…まおーさんってなんか変な人?」