21話
ゆパパ「これだけあれば十分かな」
ま「もう一件だけいいですか?」
ゆパパ「いいけど…どこに行くんだい?」
ま「鍛冶屋ですね」
―
ゆパパ「へぇ、こんなところに鍛冶屋なんてあったのか」
ま「街では有名みたいなんですけどね」
ゆパパ「それで何を?」
ま「できるかわからないんですけど…黒い木を切れるようなものがあればいいなと」
ゆパパ「無いんじゃないかなぁ。切れるところが思い浮かばない」
ま「ま、見てみましょう」
―
ゆパパ「へぇ…このノコギリ…切れ味がいいな」
ま「でも、ある程度買っちゃいましたもんね」
ゆパパ「一本くらいならいいんじゃない?」
ま「値段…みました?」
ゆパパ「…なし」
「何をお探しか…?」
ま「そうですね、村に生えている黒い木を切りたいな、加工したいなと思いまして…」
「黒い木…黒い木…」
少し熟考した後、奥の方へ行ってしまった。
ゆパパ「あれ?」
ま「少し待ちましょう」
―
「お主たちがいう、黒い木はこのことか?」
そういう主人の手には図鑑と黒い木を加工したであろうものが握られていた。
ま「ええ…これです」
「これは漆黒檀と言って私が知る中で木材中一番硬い木材さ」
ま「漆黒檀…ですか」
「これを切るにはベリステンという鉱物を加工したものが必要だ」
ま「そのベリステンを加工したものってありますか?」
「あるにはあるんだが…」
また奥へ入って行ってしまう。
―
「これがベリステンを加工した剣、ソハヤと言うんじゃが…扱えるものがいないんじゃよ。何せこれは神聖力が強いものでないとそもそも鈍らになってしまうんだ」




