エピローグ・・・吉岡湊斗①
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湊斗の回想です。
読者様によっては、それなりの胸糞回です。
幼馴染の橘彩音と澤田諒太の2人は大きくなってもずっと友達で、父さんや母さんのように仲良く笑っている未来を想像して、毎日が楽しかったのは小学生のガキまでだった。
小学生から中学生になり新たな友達が増えていく日常の中で、先生が教えてくれる知識以外のことも身に付いて行く。
その日常の中で1人考えて悩んでも学校の授業の問題と別次元の問題で、ずっと答えが見つからない・・・・そう、俺の恋心だ。
「湊斗くん、おはよー」
「おはよう、彩音ちゃん」
当たり前のように小さい頃からずっと近くにいた彩音ちゃんが、中学生になってから俺はその可愛さに意識し始めて、この胸のモヤモヤが溜まり吐き出せないでいると、大人ぶったクラスメイトの康祐くんから聞いた大人だけの世界にある性知識に俺は興味津々だった。
そんな胸の奥から興奮する話しを聞くも臆病な俺は、周囲の友達が好きな女子に告白するも振られて関係が変わってしまう結末を何度も見てきた影響で、彩音ちゃんが大好きだけど告白を断られたら今の関係が壊れてしまう怖さに、中学時代は彩音ちゃんの笑顔が隣りで見れたらそれで良いと自分に言い聞かせ3年間と高校1年を過ごしたた・・・・今の結果が目の前の現実として全身で感じていた。
「やべぇ・・マジで気持ち良過ぎて止まんねーよ」
高校1年になって彩音ちゃんとは違う同級生の瀬田穂波ちゃんに関係が壊れても関係ない相手だから、ダメ元で告白したら予想外に成功したまでは最高の気分だった。
穂波ちゃんは、はっきり言って彩音ちゃんより可愛くてスタイルが好みの女の子だった。こんな俺なんかの告白を受けてくれた理由が知りたいけど聞けない・・。
そんな未だに臆病な俺は手順を焦らずゆっくりと関係を築き上げて、デートを何回も重ねて関係を深め手を繋ぎ、高揚する気分を自制し、その先へ進めるよう焦らず歩く。
そんな恋人としての関係を深めていけると思っていたけど、穂波ちゃんのガードは鉄壁だった。
手を繋ぎ、それから恋人繋ぎまでに進展するのは3回目のデートで達成できたけど、初めてのクリスマスデートで綺麗なイルミネーションを寒い夜の中で身体を密着させ眺めて良い感じになったところで、周囲の甘い雰囲気に染まるようにキスをしようとするも、自然な仕草で穂波ちゃんに回避され失敗する。
「はぁ・・なにがダメなんだよ」
恋人関係になりもう1年経つのに、俺は穂波ちゃんと手を繋ぐまでしかできない現状にいろんなモノが溜まっていく。
俺が先に穂波ちゃんと付き合うことを幼馴染達に伝えたい時に、諒太が先を越されたショックを受けたあの顔は忘れられないけど、その後のタイミングを待っていたかのように諒太と彩音ちゃんが付き合うと、俺に朝の教室で幸せそうに報告してきた顔が絶対に忘れられない程にムカついた。
この高校1年間で穂波ちゃんの鉄壁ガードをどう無効化するか知識を得て頑張っている俺の隣りで、諒太は彩音ちゃんと着実に距離を縮めている感が憎たらしい。
「やっと、この日が来た・・・・」
今日この日に計画していた彩音ちゃん寝取り計画の第一段階がすんなりと成功し俺の部屋で待つ彩音ちゃんの元へと向かい、部活の疲労と短時作業で落ちいる疲れに陥り、真面目な性格だから眠気に戦いながら作業を続けるも睡魔に負けて寝落ちしたところを見て、俺はぐっすり可愛い寝息をたてて寝ている彩音ちゃんと一方的にシタ・・・・。
シテいる途中に気付いたけど俺の計画は実行するのが遅かったようで、彩音ちゃんは既に経験済みだった。
「ちっ・・初めては諒太で仕方ないか・・・・コレからは、ずっと俺のモノだからな? 彩音・・」
何回目かの途中で揺れている彩音ちゃんは目を覚ましてしまうも、十分に楽しんでいた俺はゆっくりと離れ彼女が逃げる猶予を与え部屋を出るため背中を見せた隙に背後から抱き着く。
「気持ち悪い! 離して!!」
「質問に答えてよ? 諒太にあげたの?」
「いや!!」
「ならさ、コレを諒太に見せて聞いてもいいかな?」
もう俺の支配から逃げられないよう、寝ている間にシタ全てを動画に撮りそれを再生して彩音ちゃんに見せた。
「最悪・・すぐに消してよ!」
「ダメ・・諒太に見せてからな? まぁ、それが嫌なら俺のセフレになれよ? 穂波ちゃん、ガードが固くてヤラせてくれないんだよねー」
「そんな・・消してよ。諒ちゃんに知られたくないよ・・」
彩音ちゃんの思った通りの答えに、俺は計画が成功したことを確信し告げる。
「知られたくないなら、セフレ・・で決まりな。明日の昼休みから男バスの部室でしようね?」
「・・・・」
「ね?」
「昼休みだと、諒ちゃんに会えない」
「はぁ? 俺の言うことが聞けないの?」
「・・んぁ・・わかった」
俺に堕ちた彩音ちゃんを拘束していた両腕の力を抜いて震えて顔面蒼白の彩音ちゃんは帰って行き、俺と彩音ちゃんのモノで汚れた部屋を見下ろしながら、明日からの高校生活が楽しみで仕方なかったのだった・・・・。
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