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第三十七話 一緒に行きたい!

ジーニャンの全身に衝撃が走る!


(なんだこのステータスは…!)


(というかこのチロルという少年、以前どこかで一度あったような気がするが…)




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

チロル

レベル100(MAX)

HP 100/100

MP 100/100


職業 コピペ士

スキル(スキル枠10/100)

鑑定

隠蔽

索敵

隠密

豪運

ヒール

生活魔法

急所看破

急所突き

全属性攻撃魔法

(上記すべてスキルレベル2)


エンシェントドラゴンの加護

(レベル限界突破時に表示、発動)



ストック枠(448/1000)

HP2倍×50個

MP2倍×50個

取得経験値5倍×8個


火属性攻撃力2倍×30個

水属性攻撃力2倍×30個

雷属性攻撃力2倍×30個

土属性攻撃力2倍×30個

風属性攻撃力2倍×30個

光属性攻撃力2倍×30個

闇属性攻撃力2倍×30個


火属性防御力2倍×10個

水属性防御力2倍×10個

雷属性防御力2倍×10個

土属性防御力2倍×10個

風属性防御力2倍×10個

光属性防御力2倍×10個

闇属性防御力2倍×10個


毒攻撃2倍×10個

睡眠攻撃2倍×10個

混乱攻撃2倍×10個

石化攻撃2倍×10個

麻痺攻撃2倍×10個


ドラゴンブレス2倍×10個



ステータス補正装備

銅の指環【毒耐性(弱)】

銅の指輪【魔法連射速度上昇(弱)】

金の指輪【全スキルレベル+1】


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



(このストック枠というのは何だ…倉庫といった感じなのか)

チロルのHPが低すぎる事に着目したジーニャンはストック枠にはHP×2倍が50個もあるのにも関わらず、HPが低いという事は[ストック枠にあるスキルは効果が発動していない]と考えた。



(なるほど…スキル枠は100個だ。 それに比べてスキルの総数はストック枠も合わせると500個近くある。戦闘時には敵の弱点などに合わせてスキルを入れ替えてるといった感じだな…戦闘中にその入れ替えが可能とすればおそらく入れ替え時間は瞬時に行う事ができるはずだ)



(しかしこの数は圧巻だな…ん!? 全属性攻撃魔法だと…!? 賢者にしか持ってないとされているスキル…)


(王都周辺で賢者はニーニャだけのはず。ニーニャから奪ったのか…いやニーニャはスキルを失っていない。複写したっていうのか…どこで…)



(思い出した! チロルとどこかで会った気がしてたが…ニーニャが冒険者ギルドで登録する時に奥の部屋で試験の部屋にいた少年だ! あの部屋で冒険者達は複数いたが少年は彼だけだった…それで覚えてたんだ…間違いない!)



(可能性としてはその時にニーニャから複写したって事か…あとスキルを複写できるのは人間だけじゃなく魔物からもできるみたいだな)


ストック枠にあるHP×2倍などほとんどのスキルはノンワースダンジョンの魔物が持っているスキルだ。

それらをチロルが所持しているとすれば…魔物から写し撮ったに違いない


(なるほど…だからチロルは魔物を倒しても意味がないとされるノンワースダンジョンに来ていたのか、スキルを増やす為に…)



一通り思考が終わったジーニャンは少し落ち着きを取り戻していた。


(チロルのあのチカラ…どうしても欲しい…絶対に敵対関係になる事だけは避けねば!)




ニーニャがチロルに近付き声をかけた。


「ねぇキミ!」


チロルは後ろに誰かいないか振り返ってみた。



「キミだよキミ!」



チロルは自分に指をさし、オレのこと?っていう素振りをした。



「そう、キミだよ。 私ニーニャ、あっちにいる冒険者たちとパーティ組んでるの」


ニーニャは後ろを振り向いてジーニャンたちに手を振ると、ジーニャンたちも手を振ってきた。



「あ、おれチロルです… 」



「チロルくん今からノンワースダンジョン?」


「あ、そうです…っていうかチロルでいいですよ」



「じゃあチロル! よかったら一緒に行かない? ノンワースダンジョン!」



「え…」


いつものチロルなら断っていたが…エンドラの事があって心にぽっかり穴が空いてるチロルは迷った。

ウランとの楽しかったレベルアップの狩りが脳裏に浮かんでくる。


(やっぱ一人じゃ寂しいもんな…)



「うん! 一緒に行きたい!」



「やった! じゃあメンバー紹介するから! こっち来て!」



ニーニャはチロルの手を取りジーニャン達の元に歩いて行った。


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