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第十三話 メタルスライムを探せ!

「ここがエイガス湖かぁ 綺麗な湖だ」


チロルはエイガス湖全体を見渡せる丘の上に立ち、素晴らしい風景を見ていた


「んーっと…冒険者ギルドで聞いた話によるとこの丘の近くに新しくできたダンジョンがあるって…」



周囲を見渡すと少しわかりづらいがダンジョンの入り口のようなものが見えたので行ってみる事にした


「ここで間違いないな…新ダンジョン」



ダンジョンに入る前に装備品など入念にチェックする


「槍オッケー、短剣オッケー、ポーションオッケー」



するとダンジョン入り口から一組の冒険者パーティがぞろぞろと出てきた


「んー、やっぱし旨みが全くないなこのダンジョン」


「そうねぇ、新人メンバーも連れてきたけど一つもレベル上がらなかったって言ってるわ」


「結構奥まで進んだけど行ったけどマジで宝箱ひとつないってなんだよここ…」


とっさに岩陰に隠れたチロルはすかさず鑑定をする

冒険者のひとりが隠密スキルを持っていた!


(おお…ずっと探してたスキルだ!)

瞬時にコピーしたチロルは息をひそめ冒険者パーティが立ち去るのを確認してからダンジョンに入って行った


新ダンジョンということでまだ調査等が進んでおらずギルドから貰えるマップはまだ完成してないので当然ない



チロルはさっきコピーした隠密スキルを使い慎重に進む

地下1階はスライム種ばかりだった

レッドスライムにグリーンスライム、光り輝くセイントスライムまでいる

スライムのような弱い魔物ではチロルの隠密スキルがレベル1とはいえ看破することはできない

音を出さないように静かに歩きながらスライムのステータスを見ていった


「んー…普通のスキルばっかりじゃん…」


十数匹目のレッドスライムを鑑定

火属性攻撃力2倍!?


「見つけたぞー! しかし果たして魔物からスキルをコピーできるのか…」


不安ながらも試すと何の問題もなくコピーできた

試しに種族スキルをコピーしたがそっちはできなかった


「やはり種族スキルはダメか…まぁいいか」



現時点のチロルのチロルのステータス

 

チロル

レベル30

職業 コピペ士

スキル(スキル枠11)

剛腕1

急所看破1

鑑定1

隠蔽1

索敵1

急所突き1

ヒール1

火属性魔法1

隠密1

火属性攻撃力2倍



あと一個しか空きがない…

ヒールは冒険者ギルドにいたらよく見かけるからスキルだからいつでも取れる

枠がいっぱいになったら消すか…

あと剛腕も今のところ特に重要じゃないな

チロルはスキル枠がいっぱいになった時、どのスキルと入れ替えるか考えている



チロルは1時間ほど地下1階をウロついた

レアなスキルは各属性攻撃力2倍ばかりでそれ以外の目新しいスキルは見かけなかった

地下2階に降りてみたがここもスライムしかいない

地下3階に降りるとまたスライム…

だがチロルは岩陰にキラっと光るスライムを見落とさなかった!


メタルスライムだ!


瞬時にステータスを確認!


メタルスライム

種族スキル:超瞬足

一般スキル:取得経験値2倍



(おおお! 見つけたぞ!)

コピーすると同時にメタルスライムはチロルの気配を察知して一瞬で遥か遠くまで逃げて行った


「あっぶねー、コピーした後に気づかれて良かった。隠密レベル1だから上位のスライムには気づかれやすいって事だな」



(これでスキル枠埋まったな。剛腕とヒールを入れ替える分、あと2個探すか… って待てよ…取得経験値2倍を2個持ってたら4倍になるんじゃ…)


そう思ったチロルはこれから長時間メタルスライム狩り…いやスキル狩りをする事になる



もう何時間歩き続けたかわからない

メタルスライムを見つけても経験値2倍スキルを持ってるとは限らない

仮に持ってたとしてもすぐ逃げられる

最初に遭遇したメタルスライムからスキルをコピーできたのは運が良かったとしか言いようがない


それでもチロルは諦めず歩き回ってようやく複数の経験値2倍を入手した


チロル

レベル30

職業 コピペ士

スキル(スキル枠11)

急所看破1

急所突き1

火属性魔法1

火属性攻撃力2倍

鑑定1

隠蔽1

索敵1

隠密1

取得経験値2倍

取得経験値2倍

取得経験値2倍


チロルは満足して王都に戻った

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