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最終話 私は手塚を許さない

部活動が忙しいと言っているクラスメイトの手塚は、自己中だ。みんな頑張ってるのに一人だけ頑張ってるアピールをしてくる。

自己中行動は沢山ありすぎて思い出したくもないくらいだ。

まず、掃除当番。

一人掃除をしない人がいる。その人の悪口を言った。怒られて逆ギレ。

手塚の掃除したところはとてつもなく汚いし、掃除する前よりも汚れているのだから人の悪口を言う資格なんかないよね。ゴミだと思ってしまうのは私だけじゃないよ。


友達いないのを知らないのは本人だけなんだ。

誰も手塚を友達だと思ってない。いい加減気付けよって思う。


体育の授業で、ダンスをやることになった。

私は手塚が嫌いだから一緒にやりたくなかった。でも、勝手に私を入れたメンバーでグループを決めて先生に報告に行ってしまった。

泣いてしまうよ。怒りもあった。言葉にできない、理不尽?言葉で片付けたら言葉に失礼なくらい嫌な気持ちだった。


床に寝そべって足をバタバタして気持ち悪いポーズだったり、マイムマイムをやりたがったりもした。

アキレス腱は腕か肩にあるようで、準備運動の時に係の人が「アキレス腱」と言ったら腕を回してた。ついつい笑ってしまったら、「あたしのかおそんな面白い?」と、聞かれたので、誤魔化した。


授業中ほとんど寝てるくせにテストの点数自慢してくる。手塚の滑舌が悪過ぎて聞き返したら不機嫌になる。不機嫌になりたいのはこっちだよ!!!

心の中でマジシネテヅカを連呼してる。


顔と性格悪くて体型はデブ。なんで?としか言葉にできないくらい謎の物体。人というのもおこがましいレベルだ。


いつもよく私にぶつかってくる。地味に痛いし、謝られたことないから。普通謝るよね?


もしかしてわざと?まさか、自分がいつでも正しくて自分が悪いと思ってないのは知ってたけど。



担任の先生のこと口では嫌いって言ってるけど、本当は好きなこと、みんな知ってるよ。先生に話しかける時上目遣いだし?

先生忙しい時に限って話しかけてる。

それに、先生が「ハサミ持ってる人いる?」とか聞いた時一瞬でだす。

怖い。もう一度言う。クソ怖い。


先生の役に立ちたいのか、お手伝いやボランティアを率先してやる……と言えば、聞こえはいいのかもしれないけど、実際は仕事はちゃんとしていなくて。


人のお弁当に何か言ってくることもあった。ある人は

「お弁当茶色いねぇ」とか言われたそうだ。



多分みんな知らないフリをしてること。あいつ、屁が臭い。

体臭も臭かった。



先生可哀想。ヤツに好かれてるなんて。


───────────────


これはもう、十数年前のこと。なんで今になって思い出したかと言うと、手塚が……いや、超絶変人と結婚して近藤になったんだ。ヤツが人を殺したらしい。ニュースではその話題でもちきりだった。殺し方、場所、殺された人、計画性。全てが世界を恐怖に陥れた。残された被害者の娘は、どうなるのだろう。悲惨な現場とヤツ……犯人を見てしまったと言う。


この事件、通称「ちーちゃんちなちゃん事件」

ただの見知らぬ人が殺され、見知らぬ人が殺したのなら私はそんなに気にしなかっただろう。せいぜい怖いと思うくらいで。


でも、

殺されたうちの一人は、先生だった。


ヤツは殺す前に上目遣いでこう言ったそうだ。







「せんせぇ?愛してます。だから、あたしが殺してあげます。せんせいもホントはあたしのこと好きでしょ?不幸せな結婚なんでしょう?せんせいの娘も後から行くので心配しないでくださいね。ずっとずっとホントはだぁい好きでした。せんせ、ずーーっと一緒ですよ」














誰も手塚からは逃げることは出来ない。

一応完結しました。手塚の恐怖は死んでも続きます。

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