3.5話 なんなのあの子
再び銀髪の少女に会った隼。一体、何を銀髪の少女は言うのか?
「で、なんで君がいるの?」
と、僕は聞いてみた。
「貴方が馬鹿だからここに来ました」
なんだこいつは。何故、こんなに上から目線なのか。
「僕になんか用」
「はい、そうです」
でも、この子はどうやって学校に入って来たのだろう?まず、派手なフリルの付いているスカートと、リボンがたくさん付いてる上着。まぁゴスロリのような服だ。でも、制服じゃないから学校に入れないはずなんだか?
「で、君はどうやって学校に入って来たんだ?」
「それは、言えません」
「ふーん、で用事は?」
「貴方は馬鹿ですか?」
「なんだよそれ!」
本当、なんなのこの子は。
「で、用事がそれを言うだけなら、僕は玉木を探すから」
と、言って玉木を探しに行こうとした時。
「貴方の大切な人はすぐ近くにいます」
「それだけか?」
「はい」
この子は、一体、何を言っているのか今の僕には分からなかった。
「じゃあな……え?」
銀髪の子は、僕の前から消えていた。
「まぁいいや」
そうだ、早く玉木を探さないと。
「おーい玉木ー」
「…え?」
いた、そこには玉木がいた。
「ど、どうして来たの」
「いきなり走り出して心配したからだよ」
「ふ、ふーん」
ん?なんか、いつもの玉木となんか違うような気がする。
「もしかして、玉木怒ってる?」
「違うもん!」
いやー、怒ってるー。
「そ、そうか怒ってないか」
「怒ってないし」
これ以上は聞かないようにしよう。うん、そうしよう。
「で、早く保健室行こうぜ」
「…うん」
やっぱ今の玉木変だなー。
「ん?どうした早く行くぞー」
「う、うん」
(ありがとね隼くん)
何か聞こえたような気がするけど、、まぁいいや。
そして、僕達は再び保健室に向かった。
どうも、小野屋です。今回も少し短めですが、ぼちぼち書いていこうと思います。
是非、アドバイス、コメントなどもよろしくお願いします!