学校までの道のり1
玉木の手を取った隼、その後、ベンチで休憩して、再び学校に行こうとする時に、ハプニングが起きてしまう。
「はあ、はあ」
あれから、どのくらい走っただろう。
「待ってよ、隼」
「ごめん」
そして、僕達は近くのベンチに座った。
「手、離して」
あ、そういえば手掴んでたんだ。
「ごめん、今離す」
なんで、玉木の手を掴んだのか自分でもわからない。
「隼、学校遅刻するよ」
と、玉木に言われスマホの時計を見てみた。
8時10分
やばい、このままだと遅刻する。
「は、早く学校行くぞ玉木」
「……」
「どうした?」
玉木の様子がなんか変だ。
「足挫いた」
これは、まずい。どうやって学校に行くか。
しかし、咄嗟の判断で玉木に言った。
「おんぶしてやるから」
「え?」
「早くしろよ」
「…うん」
玉木が背中にしがみ付いた。その瞬間少しドキッとしてしまった。
「よーし学校まで行くぞー」
「隼、転ばないようにね」
「おう、任せとけ」
そして、僕達は学校に向かった。
(やっぱり、隼くんは私のヒーローだったんだ)
「ん?なんか言ったか?」
「なにも」
その声は、とても楽しそうな声だった。
どうも、小野屋です。今回の学校までの道のりは二回に分けて書こうと思います。今回は少し短いですが、次回はもう少し長く書こうと思います。また、アドバイスなどをしてくれると嬉しいです。