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幼馴染を攻略してみた!  作者: 小野屋駿
二章 大切な人
17/23

14話 姉ちゃんの思い

姉ちゃんが隼に思いを伝えます。

「と、言ったけど何作ろうかなぁ」

 なんて、言いながら僕は冷蔵庫を開いた、中には…って

「何にもないじゃん!」

 携帯の時間を見ると17時30分、スーパーに買い物でも行くかと、思い支度をしていると、後ろから姉ちゃんが。

「私も行く!」

 と、言って玄関に向かって行った。

「先に外に行ってるね!」

「了解」

 と、行って僕も玄関に向かった。



「ふーん♪ふーん♪」

 隣を歩いている姉ちゃんが鼻歌を歌っている。なんか、姉ちゃんと一緒に出掛けるのが久々な気がした。

「ねぇ隼ちゃん」

 と、姉ちゃんが急に話し掛けてきた。

「何?」

「私と一緒にいるの嫌?毎日一緒いるの嫌?」

 と、姉ちゃんらしくない事を言ってきた。

「き、急にどうした?」

「私ってめんどくさいじゃん?お母さんもいないし、ずっと隼ちゃんに頼りっぱなしだし」

 僕は言葉が出なかった。

 そう、僕には母親がいない…亡くなったのは僕がまだ幼い頃だったからあまり覚えていないが、なんで僕の家には母親がいないのだろうと昔は思っていた。父親は妹が生まれた時にいなくなったと姉ちゃんが言っていた。

「姉ちゃん…」

 まさか、姉ちゃんがこんな事を思っていたなんて…

「ねぇ、どうなの?」

「全く嫌じゃないよ、むしろもっと僕を頼ってもいいんだよ。昔は僕も姉ちゃんに頼りっぱなしだったからね」

 と、言って姉ちゃんを抱いた、すると姉ちゃんの瞳から涙が溢れ出ていた。

「ごめんね…隼ちゃん…」

 と、言っていた。

「謝らなくてもいいよ」

 僕は、そう言って姉ちゃんの頭を撫でた。


どうも、小野屋です。久々の更新できました。

今後もよろしくお願いします。

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