あああああああああああああああああ
これ、最近ウチの学校で流行ってる占いなんです。
まず、紙に16個『あ』を書いて、1分間ずっとその『あ』を見続けるんです。
すると、だんだん『あ』が大きく見えたり小さく見えたり、違う文字に見えたりするんですよね。
その状態で、『あ』の数を数えるんです。
もしも『あ』が15個だったら幸せになれて、16個なら普通なんですけど、問題は17個だった時。
17個に見えた子は、精神が崩壊しちゃうらしいんです。
私の友達にも17個に見えた子がいたんですけど、その子占いをやった時はなんともなかったんです。
でも、次の日からなんかおかしくなってきちゃって。
占いをしてからちょうど17日目の朝に自分の部屋のドアノブで首を吊って死んでたんです。
怖いですよね。まさか自分の身近でこんな事が起きるなんて考えもしませんでした。
でも、しょうがないですよね。
だって『あ』が17個だったんですから。
え? なんでそんなに淡々と友達が死んだ話ができるのかって?
そんなの簡単なことですよ。
私も17個だったんですから。