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証拠。  作者: 哀歌
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1話

 俺の兄がそこまで心配性だとは思わなかった。

くしゃみをすればベッドに押し込まれ、咳をすれば熱を図ろうとする。

……俺は平気だっつーの。

まぁ、熱があるのに気がつかない俺も俺なんだがな。それはともかく、おにいty……もとい、兄さんもいい加減弟離れしろよってことだ。

……え? これを話している理由?

それはもちろん、俺が風邪引いたからにきまってるだろ?(遠い目)


 *風邪?


「くしゅっ、……くしゅっ……」

冬の日は、どうしても布団から出たくなくなる。だってあったかいじゃん。みんなだってそうだろ?? 布団の外は寒くて、布団を剥ぎ取ったら凍えるぞ?俺は、寒いのは好きじゃないんだ。

それにしてもなんか今日はいつもより寒く感じるなー、やだなー。くしゃみでるし。

光樹(こうき)!はやく起きないと遅刻するぞ!」

「うぅ〜兄さんほっといてよ〜寒い。」

「またそんなこといって!!ほら!」


ぱふっ…


うえー、布団剥ぎ取られた!なんでこんなクソ寒いのに布団剥がすんだよ!

 ちなみに作者は布団を剥ぎ取られると、一日中その人と口をきかないが、みんなはどうだろう?

ききたくないとかではなく、きかない、というのは作者の中ではそれなりに重要だ。

「んなことはどうでもいいんだよ!…兄さんなんで布団取るの……やだ!寒い!布団返して!!」

「朝ごは食べて学校いって帰ってきたら返してやるぞ。ほら、まずは顔洗ってこい。」

兄さんのばーーーーか。12時間近くも待たなくちゃいけないじゃん。まぁ、いつもだいたいこんな感じなんだけど。

 俺の兄さんは、俺と10年離れている。俺が16歳だから、兄さんは26歳だ。

俺は野沢(のざわ)光樹(こうき)。高校一年。布団を剥ぎ取ったやつが俺の兄さんで、野沢(のざわ)光希(みつき)。俺らの名前の面白いことは、どちらもコウキと読めるし、ミツキとも読めることだ。まぁ、どうでもいいんだけど(笑)

「いただきまーっす……」

「はいはい、召し上がれ〜。あ、母さんと父さんは今日は出張だって。」

「ええ〜?母さんの出張は取りやめになったんじゃないの?」

確か、母さんは、後輩の人が新人を教育するための教育をさせるために行かなくなったっていってたような…。

「なんか急にダメになった後輩の代行だってさ。今日の晩御飯は俺が作るからな。」

「はいはい。ごちそうさま。じゃ、いってきまーす。」

「いってらっしゃーい。」







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