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時の扉  作者: かいひろし
10/11

私を守るもの

 自分が経験した事実を知る者は、亡くなった父と、僕を大切に育てた母、そしてわずかの仲間ぐらいである。

 その他には、決して言うべきでないことが、僕の背負った運命がある。この私は、百パーセント他の人間では理解できない運命を背負い、その導かれる定めは、誰であっても変わりができない無二の存在であることは過去の苦しみが物語る。

 その意味は、とても重要な要素を含んでいることは否めないのだ。

 その事実を初めて口にしたのが、育ての両親であった。もちろん、その事実を言った後は、数々の試練と苦難が僕を襲った。

 父を苦しめ、母をも苦しめたであろう。この僕が頂いた病気もその中の意味ある予言に起因するからだ。

 しかし、今から考えてみると、その苦しみや心の葛藤は、僕への多大なる恩恵であったことは、後の自分が自覚という悟りで克服してゆく定めとなる。


 つい最近であるが、福岡の本物の霊能者と出会った。とても衝撃的であった。

 やはり、病気という苦しみを味わい、同じような経験をしているように感じられたのは、僕にとっても重要な意味あいをもつことになる。どこか、本物は感じるものが全く違うと気付かされた。

 この事実は本当の力を持ってしてなければ、到底のこと、理解は難しいと感じられる。

 さて、私を守るものは、とてつもない御力を持つ存在である。その清浄さは、我が心の在り方の基本であることは言うまでもない。

 私は、これから無二の存在として、その役目を遂行しなければならない。この前であるが、自分の霊能者的能力を自覚する出来事があった。

 除霊である。

 はたして、こんな力が自分にあるかと思うと信じられない気持ちに駆られた。今後も心を清浄に保ち、つねに精進していかなければならない。

 亡き父が運命的に見たその存在は、はじめに、私に存在を話しかけてきてくれたのだ。その存在を父が見たと言われたときは正直、その正体を証明すべくの、深い意味合いを僕に伝えることになり驚いたというのが感想か。

 その御神体がいるからこそ、僕は守られ、今後の役目を遂行する宿命が感じられてならない。

 邪悪には負けないとする意思を貫くのは、我が定め、その意味合いを知るからこそ、今後の生き方が自らを引き締めるであろう。

 

つづく。

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