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第二話 アリバイを崩せ 第三部「推理開始!」

いよいよ推理が開始された。25年前にはなかったAIの存在が、解決のカギを握る。

時計を見ると、夜10時になろうとしていた。

「じゃあ、推理を始めようよ。」

僕は切り出した。

「お父さん、何か見せてくれるものはないの? さっきのブログ以外の情報とか。」

「そうだな……じゃあ内緒の極秘資料だ。これを見てくれ。

これが、事件前と事件後にタクミが立ち寄ったコンビニの防犯カメラの映像だ。」

お父さんはポケットからそっとSDカードを取り出した。

「これをパソコンで再生しても大丈夫?」

僕はクリスに聞いた。

「私は、それが何の映像なのか特定していないので、問題ありません。」

僕はSDカードを差し込み、映像を再生した。

最初の映像は午後2時39分。

千種のマサヤのマンション近くのコンビニで、タクミが缶コーヒーを2本買っている。

おそらく、マサヤと二人で飲むつもりだったのだろう。

次の映像は午後3時32分。

丸の内駅を出たところにあるコンビニで、タクミが同じ缶コーヒーを1本買っている。

「仮にタクミが3時5分以後にマサヤを殺したとして、徒歩で千種駅へ向かい、15時21分の地下鉄に乗り、伏見で鶴舞線に乗り換えたとする。

警察が検証した結果、そのルートだとこのコンビニに着くのは3時42分だった。

タクミの証言どおり、もう一本早い電車に乗ったとしたら、到着はピタリ3時32分。

でも、その電車に乗るには、マサヤが電話を切った3時5分には、もうマンションを出ていないと間に合わない。」

お父さんが説明した。

どちらの映像も同じ服装で、タクミに間違いなかった。

「やっぱり、この人が犯人じゃないんじゃないの?」

みんなが黙っていると、お母さんがぽつりと言った。

「タクミは『マンションの入り口で、やくざ風の男とすれ違った』とも供述していたから、その男の聞き込みもやった。

でも、やくざ風の男に関する有益な情報は得られなかったんだ。

それに……俺は、この“いかにも、僕はここでコーヒーを買っています”って感じの映像が気に入らない。」

お父さんの口調が強くなる。

「そうねえ。確かに存在感がある映像よね。

いかにも“私はホストです”って服装で、休みの日もこんな格好なのね……。

でも、この服装にこのショルダーバッグはちょっとダサいわねえ。タクミのセンスを疑っちゃうな。」

お母さんが言った。

「タクミは、30万円という大金をポケットに入れて持ち歩くのは不安だったので、

ショルダーバッグに入れて持ち運んだって供述したそうだ。」

お父さんが補足した。

すると突然、クリスが言った。

「この二つの映像には、明らかに違う点があります。

午後2時39分の映像のショルダーバッグには、500g程度の物が入っています。

しかし午後3時32分の映像では、バッグはほぼ空に近い状態です。

肩紐の伸び具合や揺れ方が明らかに異なります。」

当時の防犯カメラは性能が低く、画質はかなり粗い。

それでも、言われてよく見れば、確かに違っているようにも見えた。

「じゃあ、タクミは30万円のほかに、犯行に使ったスタンガンをバッグに入れて持って行った。

そして殺した後、そのまま現場に捨てて帰ったってこと?」

僕が言うと、クリスは即座に答えた。

「はい。一般的なスタンガンの重さは500g前後です。

バッグの揺れ方や紐の伸び方の違いから推測して、

“スタンガンを持ち込み、犯行後に現場へ置いてきた”という推理は十分成立します。」

お父さんは、力が抜けたような顔でクリスの画面を見つめていたが、

「防犯カメラの映像は、今のものに比べるとかなり粗い。

それでも、どちらもタクミ本人であることは十分にわかる。

ただ、画質が粗いせいで“バッグの重さの違い”までは、当時の警察は気づけなかったんだろうな。」

と、気の抜けたような口調で言った。

少しの間、言いようのない静けさが、部屋を包んだ。

お読みいただき、心からありがとうございます。

この作品は、私が書いた原稿をAI(Copilot)と一緒に磨き上げながら作っています。

一緒に推理しているような気持ちで書いているので、続きも楽しんでいただけたら嬉しいです。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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