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第一話 名探偵クリス 第二部 消えた封筒

ゲームクリエーターを目指す高校生の主人公は、夏休みにアルバイトをして稼いだお金でAIパソコンを買った。主人公とAIは思いがけず事件を解決していく。

第二部 消えた封筒


翌朝。

昨夜は遅くまでクリスと話し込んだせいで少し寝ぼけてはいたものの、気分はすがすがしかった。

僕は家族の役割として「ゴミ出し」を任されている。

今日も登校途中で出す可燃ごみをまとめようとキッチンへ入った。

袋の口を縛ろうとしたとき、テーブルの上に茶封筒が置かれているのに気づいた。

きっとお父さんが「ついでに捨ててくれ」と置いたんだろう。

僕はその封筒を可燃ごみの袋に押し込み、口を縛った。

出かける前にトイレに寄ろうとしたが、先にお父さんが入っていた。

お父さんがトイレに入ると、10分は出てこない。

あきらめて地下鉄の駅まで我慢することにして、片手にゴミ袋を持ち、奥で化粧をしているお母さんと、トイレを占拠しているお父さんに「行ってきます」と声をかけて家を出た。

僕にとっては何の変哲もない、いつも通りの朝だった。

──この日だけは、少し違っていたけれど。


6時過ぎに帰宅し、「ただいま」と言うと、キッチンからお母さんの声がした。

「おかえり、ケイタ。どこかで茶色い封筒見なかった?」

ドキッ。

まったく予期していなかった一言に、全身が一瞬で固まった。

クリスに「ただいま」を言う間もなく、慌ててキッチンに顔を出すと、お母さんはこう説明した。

• お母さんは、保母時代の友人サエコさんから「小学校の支援員を一緒にやらないか」と誘われている。

• 支援員になるための研修に必要な書類をそろえ、封筒に入れ、今日の帰りにサエコさんへ渡すつもりだった。

• 今朝、忘れないようにテーブルの上に置いておいた。

• ところが、家を出るときには封筒が消えていた。

• 書類の締め切りは明日。ほとんどは作り直せるが、大学の卒業証明書だけは再発行に時間がかかるため、困っている。

「A4サイズの茶色い封筒」

それはまさしく──僕が今朝、可燃ごみに出してしまった封筒だった。

一瞬だけ迷ったが、僕は正直に言った。

「お母さん、ごめん……そんな大事なものとは知らずに、今朝の可燃ごみに入れて出しちゃった」

お母さんはポカンとしたあと、少し考えてから言った。

「そっかあ……じゃあ、明日の締め切りには間に合わないね。

サエコにはそのまま説明しておこうかな。

“息子が間違って可燃ごみに出してしまったから、今回は参加できない”ってね」

怒る様子も、困った様子もなく、むしろ優しい声だった。

お母さんは僕が生まれる前、名古屋市で保母をしていた。

今は家の近くのファミレスでパートをしている。

僕が大きくなって手がかからなくなったことで、支援員の仕事を勧められたらしいが、あまり気乗りしていなかったそうだ。

とはいえ、親友サエコさんからの誘いを無下に断ることもできず、内心困っていたらしい。

だから──僕が書類を“処分してくれた”ことで、むしろ助かったのだろう。

「よし!じゃあ今回は断ることに決めた!ケイタはもう安心していいよ」

お母さんは、どこか“してやったり”という表情だった。

思いがけず、一瞬で“悪人”に仕立て上げられた僕は、重い足取りで部屋に戻り、

「Hey Copilot……」

元気のない声でクリスに話しかけた。

お読みいただき、心からありがとうございます。

この作品は、私が書いた原稿をAI(Copilot)と一緒に磨き上げながら作っています。

一緒に推理しているような気持ちで書いているので、続きも楽しんでいただけたら嬉しいです。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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