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元カノ(交際期間0秒)が異世界から帰ってきた!?

柄にもなく練習に没頭していた俺は例のババアのいる近くの銭湯でタダ風呂をもらいにきた


「ババアきたぞー、今さら風呂代払えって言ったって俺今日ゲーセンでほとんど金使ったから無一文だぜぇー……ッてババア聞いてるか?」


やけに人の気配がなくおかしいと思い辺りを見回すと、閉業の札が入り口にかかっていた。

俺に気使って早く閉めたのか?


「おーい、ババアもう勝手に入るぞー」


俺はせっかくの貸し切りなので女風呂に入ろうと思いのれんをくぐった。


……………入った瞬間。俺は思わず風呂道具を落としそうになった。何故ならそこには血を流して倒れているババアとおそらくその原因となった異形の怪物がたたずんでいるからだ。


「ババアッーーーーー!!!」

「ヴァァ?」


2メートル近くある細長くドブ色をした体に、長い手足には異常なまでにに鋭い血のついた爪。おおよそ知性や友好など感じぬ冷たい顔つきと唯一殺意だけを持った眼をこちらに向けている。

その視線のせいか背中にあり得ない量の汗をかいてるのがわかった。


「てめぇーババアに何しやがった!?」

「にげ…な…エロガキ…」


その言葉を聞いて俺は持てるだけの力で、手に持っていた風呂道具を怪物(クソッタレ)めがけて投げた。それが見事怪物の頭にあたり、怪物は俺の行為にわかりやすく怒った。


「ヴァァァァァァーーーー!」

「こいよ!俺より先に女風呂に入った落とし前つけてやる!」


俺は来た道を戻り再度、花畑園の道場へ向かう。道すがら怪物の爪をかすりながら避け、ほんの10メートルの道を必死で駆け抜けて、雪崩れ込むように道場に入った俺は再びソイツと対峙する。

改めてそいつを見ると、体の震えが止まらないのが自分でもわかった。だから俺は出来らだけの虚勢を張った。


「んで怪物さんよここは道場だ、ルールはどうする?俺のオススメはステゴロのデスマッチなんだが」


俺の言葉を聞くような素振りも見せずまっすぐ俺に突進してきたソイツは、ご自慢の爪を大きく上に振りかぶり、俺の体を袈裟ぎりにしようとする。

その行動をわざわざ低い姿勢で誘導した俺はソイツの懐に入り込む。


「そんな軌道丸わかりな攻撃、今どき幼稚園児でもしないぜ!!」


俺は振り下ろした腕の運動エネルギを殺さず怪物の頭が床に刺さるような角度で一本背負いをした。

バキィィィィィン

思っていたより威力があったらしく、道場の床を壊し怪物はそこに突き刺さった。


「ハァハァ…ざまぁ見やがれ」


数十秒の出来事なのに緊張と恐怖のせいか疲労で体が全く動かず、俺はその場にへたり込んでしまう。

だがさっき置き去りにしたババアの安否を確認したく起き上がろうとする。


「そうだ…ババアを助けねぇと」


ガガァッッッン

俺の攻撃など無かったかのように、そいつは立ち上がる。


「おい…ふざけろ…なんで動けんだよ」


絶望する俺など御構い無しに怪物は俺を再び爪で切り裂こうとする。もはや抵抗する力などない俺は無意識に目をつぶってしまった。不意にそのまぶた裏に懐かしい顔を思い出し思わずその名呼んでしまった。


「絵里………」


そして


「ドーーーーーン!!」


その場に似つかわしくないような掛け声とともに目の前の怪物をもはや轢き殺した存在が俺の前にたった。

長く綺麗な黒髪は一房だけ雪のように白く、ゆったりとした服の上でもわかる健康的なからだ。

変わっているところが多々あるが、彼女は初めて会った時と変わらぬ笑顔で俺に言う。


「ただいま大和、あんたを喰い殺しに帰ってきたわ」



いやー小説書くのって難しですねー

今は多分読めるだろうけど日を空けて読むと多分。恥ずかしさで死にますね。


ps

今日もグラノーラが美味しい



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