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黒歴史

作者: しいたけ

 私の名は柿右衛門。


 江戸随一の名工とも言われる焼き物の名匠だ。




 しかし、時には変な物も作りたくなる……。






 ―――現代―――


「表向きは柿右衛門に間違い御座いません! しかし、しかしですよ……ただ一つ底面にウ〇コの絵が描かれているのが頂けない!」


「でももしかしたら、柿右衛門が書いたかもしれませんよぉ?」


「彼はね。仕事に実直でこう言った悪ふざけや遊びを嫌う人だったんですよ。恐らくは直近の弟子辺りの模索品でしょう。でなければこれだけの作品は作れない筈です! 私の予想ですがね、弟子達が柿右衛門を超えてしまった時の保険として書いたのでは無いかと思います。ワザと作品の質を下げて、焼き上がったときに完成品を見たら割れば良いんです。ま、上手く行き過ぎて割れなかったんでしょう……」


「依頼人の方、どうか気を落とさずに……」




 こうして、名だたる名匠の作品は時に違った形で世に知れ渡る事となる―――

 

読んで頂きましてありがとうございます!


「あ、コイツ今日の昼間アレ見て思い付いたな?」

とか言われそうで怖いです(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] これは何気に真実味がありますね(笑)。 実際これと似たようなことは往々にして起きてそうですし(笑)。 ところでお身体の方は大丈夫ですか? 今夜は特に熱帯夜なので、くれぐれもご自愛ください。
[良い点] これは面白い! 落書きしたっていいじゃない にんげんだもの
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