〈第4話〉【家庭教師】
家庭教師登場ナリよ
「初めまして、魔術家庭教師のエリーと申します、今日からよろしくお願いします」
女やぁ・・・・髪が水色の女の子やでぇ・・・・
すげえ童顔だけどほんとに家庭教師なのかな
「失礼ですがエリーさん?あなたまだ子供・・・・・」
「あぁチェール、エリー先生はエルフなんだこう見えても79歳なんだぞ?」
「あら、あなた随分としってるようじゃない・・・・」
「そんな深い意味はないぞ!!落ち着けってっ!
「そろそろ生徒さんとあってもいいですか?」
「あらごめんさいね、ほら来なさいベルちゃん」
「あの・・・ふざけているんですか??まだこの子5歳か4歳でしょう?ご存知の通り魔術7歳をすぎないと使えない法則、理、チェールさんでしたっけ?あなたも魔術を使う身でしたよね?そのぐらいわかっておいて普通のはずです、では私は帰ります」
舐めるなよお?
「待ってよお姉さん!!〘我が手に舞い降りろ、業火の炎よ〙」
ブオオオン!!!!
「!?!?!?第3段階炎魔術!?今のきみがやったのか!!!!」
「ねっ?言ったでしょう?私の息子はすごいのよあなた!!!」
「これは腰が抜けるな・・・5歳にして第3段階魔術を使い、魔力消費の症状なし・・・・たまげたものだ」
確かに俺は第3段階魔術を1日10回練習した日があったのだが
疲れもしなかったな、もしかして俺の魔力って無限とか?
「先ほどはもうしわけありませんでした!!!もう一度チャンスをください!!」
「いいのですよ、魔術は7歳をすぎないと使えないのがこの世界の常識なんですから」
「ありがとうございます、それにしても二人目が現れるなんて・・・」
「二人目ってなんですか?先生」
「君みたい子が100年前にいたのよ、確か伝説では三歳で言葉を喋り、4歳で約全部の魔術をマスターして49歳で亡くなった伝説の人物ですよ、確か死に際にこんなことを言っていたらしいです『あぁJK舐めたかったなぁ・・・・』とのことです」
すいません・・・・それ僕と同じ転生者です・・・・
同じ日本人として恥ずかしいことこの上ない・・・・
「へ、へぇ~僕よりそんなすごいお方がいたのですか!!!」
「もしかしてベルちゃんはその人の生まれ変わりだったりして~~なんちゃってっ」
「否定はできませんね・・・・」
やめてくれぇ俺をそんな変態の生まれ変わりとやめてくれぇ・・・・!!
「さあベルお勉強をしてきなさい」
「改めましてベル君私はエリーよろしくね」
「ベルです、よろしくお願いします先生!!」
79歳とかどうでもいいや!!!かわいいは正義!!
「確認なんだけどバニシングファイアは誰に教えてもらったの?」
「独学です」
「へっ????」
「あっ、独学です!」
「あ、違うの第3段階魔術を独学なんて初めて聞いたから驚いちゃって」
「そうですか」
ポカーンとして顔かわいかったなぁ
「魔術属性適正はいくつあるの?」
「それはなんですか?」
「使える魔術属性の種類の数のことよ、属性の種類は[火][水][風][光][闇][固]があるの、この中の[固]は固有魔術のことで魔力があればだれでも使えるの、言わば自分だけの魔術、自作魔術ともいわれているの」
「この本で見たときは魔術の種類は[攻撃魔術][防御魔術][生活魔術][治癒魔術][精神魔術][禁忌魔術]と載っていたのですが、さっきのと何が違うのですか?」
「私が説明したのは〖魔法属性の種類〗でその本に載っているのは〖魔術の種類〗なの、この2つは似ているけど違うのよ」
なるほどわかりやすい
それにしても固有魔術か、この本には載っていなかったからなぁ、面白そうだなあ
「物は試しだね」ヂャラヂャラヂャラ
「これは?」
「これは魔石と言って魔術適正があるかどうか確かめるものでね、火適正があるのは知ってるから、この水、風、光、闇を試してみよう、まず魔石をもって魔力を注ぎ込んで光ったら適正あり、わかった?」
いやもう結末が見えてる件について
~10分後~
結果全適正だった・・・・
「あ、あ、ありえない・・・全適正なんてこの世界に1人もいないのに・・・」
ん?前の転生者は全適正じゃなかったのか
「あの、先生勉強の続きをしましょう」
「今日はここまでにしましょう、というかここまでにさせてください、もう驚愕が続いてつかれてしまいました・・・」
「は、はぁ、わかりました」
その後エリー帰り
「すごいじゃないベルちゃん!!!全適正なんて!聞いたとき私気絶しちゃったわ!!」
「さあ次は剣の修行だぞぉベル!!!」
「頑張ります!!お父様!!!」
「まぁまぁ2人とも張りきっちゃってっ、ウフフ!サリー夕飯の準備をしましょうか!」
「はい、お母様!」
「まずベルよ、お前に剣の才能があるか確かめるから俺と1回手合わせと行こうか」
ん、一気に表情変わったたな・・・
これは俺も本気で行くか・・・・まぁ前の世界で見たどこぞの必殺仕○人を少々見ただけだけどね
「ベル本気でこい・・・・」
「はいっ!!!行きます!ゥラア!!!!」
「ほう・・・初めてにしては中々良い剣筋だ・・・これは修行し甲斐がありそうだ・・・なっ!!!」
っ!!!重いっ!!!!防ぎきれない!!一旦後ろに下がるか?だめだそのままの勢いで突っ込んでくるのは予想の範囲内・・・引いても押してもダメなら・・・・
飛んでみろっ!!!
「てねっ!次は僕からですお父様!!!」
「・・・・っふ・・・ふっふっふはははは!!!すごいぞベル!本当に初めてとは思えない!だが・・・まだ甘いぞ?ハッ!!!」
「ガハッ!!」
えっ?・・・い・・ま・・・一瞬にして・・・後ろに・・・・ダメだ・・意識がっ・・・・!
~30分後~
「だ・・じゃない・・・まだ・・・さい・・・んだから!」
「ん・・・?」
「お、目覚めたか、ベルさっきはすまなかったな、結構強くやってしまった、ちょうどそれでチェールに怒られていたよハハハ!(ベル・・・お前本当にスゲェよ・・・・7歳には俺より・・・・ふっ、今はそんなこと考えるのはやめよう・・)」
「笑いごとじゃないのよあなた!この子は未来のスーパースターになるんだから!!」
「いいんです、意識が途切れてしまったのは自分の未熟さなので・・・僕もっと頑張りますお父様!!」
「うぅ・・・俺はうれしいぞベル・・・・」
「ほらもう泣かないのっ!男でしょう?さっ!夕飯にしましょうか!今日はベルちゃんが大好きなウルフの肉揚げ棒よ!」
「よかったなベル!」
「やったー!」
なんやかんや異世界たのしいですな