〈第3話〉【告白】
ちょっとエッチィナリ。
『魔術は7歳を過ぎてから発動できるようになる』と、この本には載ってるけど・・・
4歳なのに発動出来んだけど......なんだこの本、嘘つきやがってっ!
『魔術には[第1段階魔術][第2段階魔術][第3段階魔術]が存在する。言わば魔術のレベル制だ。』
今俺は第2段階魔術を習得できた、すごい方だと思うぜ?4歳で第2段階魔術が発動出来る子なんていないぜ
『魔術には種類がある。[攻撃魔術][防御魔術][生活魔術][治癒魔術][精神魔術]
[禁忌魔術]が存在している。もちろんの事言葉通り禁忌魔術は使ったら罪に問われる、絶対に使わないように。』
禁忌魔術と言えば、死者蘇生とか?確かに死んだ人を生き返らせるなんてこの世の理に反してるしな
「ベルちゃーん?あっ!ベルちゃんこんな所に居たのね!さっ今日はベルちゃんの誕生日なのよ?主役がいなくてどうするのもう」
あ!そういや今日で5歳か.....ついに告げる時が来たか
「はい、行きましょうお母様」
「5歳の誕生日おめでとう!ベルよ!」
「ベルちゃんおめでとう!!」
「おめでとうございます!ベル様」
「ありがとうございます!!そしてお父様、お母様お話がございます」
「なんだ?ベルや」
「なぁに?ベルちゃん」
「......僕もう魔術が使えるんだっ!!」
「はは!そんな訳ないだろベルー、魔術は7歳を過ぎてからじゃないと魔力が生成されないんだ、魔術が使えるわけないだろう?」
「そうよ、ベルちゃん冗談は置いておいてプレゼントを開けましょう!」
「お母様、ベル様は本当に魔術を使えるのです」
「サリーもベルちゃんとグルなのぉ?うふふ、凝ってるんだからっ」
「お父様、お母様本当なんです、見ててください〔潤い与えたまえ、水月〕」
ザバァーン!
「ベ、ベル!お、お前それ第2段階魔術の水魔術か!?」
「ベルちゃん......!なんで5歳なのに.....!」
「僕もわからないんです.....」
「だから言ったでしょう!?あなた!ベルちゃんは魔術師になる運命なのよ!!」
「こ、これはもう否定できんな.....俺は剣士になってもらいたかったのだがなぁ....」
なんだお前ら俺が魔術使えるって勘づいていたのか
剣士か、剣士なぁ....魔術剣士も悪くないかな
「お父様、僕魔術師になりたいです」
「お前の好きにするんだベル....」
「最後まで聞いてくださいお父様!魔術師になりたいですが剣士にもなりたいんです!お父様みたいな強い剣士に.....!」
「そ、そうかベル!なろう!魔術剣士だベルよ!!!父さん嬉しいぞ!!!」
「あなた教師を雇いましょうよ、魔術講師を」
「そしたら剣の修行が出来ないじゃないか」
「午前は魔術の勉強で午後はお父様に剣を教わればいいのではないですか?」
「そ、そうだな」
「それもそうね!」
「やりましたね!ベル様!」
「ありがとう!サリーさん!」
~夜~
「喉乾いたなぁ」
ん、なんか聞こえっぞ?
「あなた!もっと!もっと激しく!」
「チェールゥ、ベルの弟か妹を作ろう!!」
「あぁん!いいわ!作りましょう!!」
うぅわ...声だけでわかるよ激しいなぁ......
って!サリー!!!何あいつ覗いてんだ!!!俺だって覗いてないんだぞ!!!ずるいっ!
「んっ.....ぁぁ///んぁ///」
良い物見たんで良しとしますっ!