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齋藤のエッセイ集

読者のつとめ

作者: 齋藤 一明

 今日、ある話を完結させた。

 話数にして二十一

 字数にして二十四万九千弱

 気まぐれに書いた話の続編だ。


 初めに書いた話は

 話数が十五

 字数十八万八千弱。


 そこで何が問題なのかというと

 読者の反応がほとんどないということだ。


 元の話では七万二千弱のアクセスに対し、寄せられた感想が六

 今回完結させた話では、

 今のところ四万二千弱のアクセスに対し、わずか二


 評価点を問題にしてなどいない。

 四十六のブックマークに対し、感想が二

 八十のブックマークに対し、感想が六なのだ。


 たしかにこれは18禁の話だが、どうだろう。

 面白かったか、つまらなかったか。それとも感想を寄せるだけの価値がないか。

 つまらないとか、価値がないというのであれば、どうして更新した瞬間にアクセスが増えるのだろう。

 それがわからない。


 サイレント・マジョリティー

 読者の姿勢は、それで良いのだろうか。


 ここが、趣味で書いたものを発表させてもらう場であることは承知している。

 他人の書いた話を無料で読ませてもらえる場だとも承知している。

 であれば、書く側、読む側、共に倫理をもたねばならないだろう。

 書く側も読む側も真摯に対するのが仁義ではないだろうか。


 ウツであること、引きこもりであること、自殺志願者であることなど、同情をひこうとする作者や記述。

 自分は特別の存在だとでもいいたげな作者や記述が大きな比重を占めるようになってきた。

 真摯な態度で投稿する者が片隅に追いやられようともしている。

 そういう人が一箇所に集められるのならいいだろう。だが、実際はチリヂリにされつつある。

 今朝も一人、とても考えさせられるものを書いている人の退会を知った。

 それは書き手側のことだ。

 では、読み手側はどうなのか。


 読み手として必須の読解力が備わっているのだろうか。

 育んでいるのだろうか。


 中途半端な知識をひけらかして指摘を浴び、すぐに削除する作者。

 行間を読めず、ゲームと現実を混同してしまう読者。

 双方ともに稚拙ではないだろうか。


 作者を鍛えるのは読者の務め。

 読者を鍛えるのは作者の務めではないだろうか。


 作者に猛省を促したい。読むに値するものを書けと。

 読者に猛省を促したい。作者を鍛えろと。


 最後に繰り返したい。

 作者を育てるために、感想を寄せろと。

 良い話、面白い話にふれるために、注文をつけろと。



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