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異世界に行ったら妹ができた  作者: 紅葉コウヨウ
第五章 とりあえずリベンジ就職してみる

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第八十九話

「それでどうして私なのでしょう?」


 俺は思わず『本当かよ』と疑ってしまうようなオークとのコミュニケーション方法をミーニャから聞きだした後、とある人物を連れてマオの城へと戻ってきた。


 そのとある人物こそが、先ほどの声の主。

 リゼットだ。


「いや、まぁ細かい理由を説明するとちょっとアレだけど……とにかくお前にしかできない事なんだ」


「それはわかりましたが、やはり理由は気になります」


「…………」


 ダメだ、言えない。

 ミーニャから聞いた理由をリゼットに言うのは、何だかダメな気がする。

 まぁ別にヤバイ単語が飛び出してくるわけでもないのだが、さすがに女の子にこういう話題はあんまり良くないよな。


 だがしかし。

 その一方で、そんなことをリゼットに頼もうとしているわけで――。


「……はぁ」


 なんか俺って駄目かもしれない。


 というか、最近やたらと溜息が多い。

 この世界に来てからというもの、溜息を吐かない日というのがまずなくなった。裏を返せば、それほど毎日が充実していると取れなくもないのだが……。


 まぁその辺りは実に微妙なラインだろう。

 

「とにかくリゼット、なんやかんやあったせいで今日は遅い。お前をわざわざ呼んだ要件は明日済ませるとして、今日は晩御飯でも食べに行くか」


「はい、実は先ほどからお腹が空いていて……それに魔王の城で出される料理、非常に興味があります」


「…………」


「どうしたんですか、お兄様?」


「あ、いや……うん」


 まぁとりあえず晩飯だ。


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