表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に行ったら妹ができた  作者: 紅葉コウヨウ
第七章 とりあえずパシられてみる
117/155

第百十六話

人間だれしも好きなことだけやって生きていけるわけではない。


 面倒くさくて、とうていやりたくない事でもやらなければならない――もちろん、嫌な事だけやって生きていけという訳ではないが。


「……ふぅ」


 まぁ前置きはともかく。

 俺は今、たいしてやりたくない事をやっている。


 何をやっているかは――。


「顔を狙うのは反則です」


「別にあたっても痛くないでしょ、枕なんだから」


「ボフってします……」


 まぁ、やっていることはご察しだ。


 とにかく俺は今、あまりやりたくない事をやっている。


「あっ! 魔法使うのは反則なんだからね!」


「そもそも……このたくさんある枕自体、自分の魔法で増やしたものです」


「屁理屈言わないでよね!」


「屁理屈じゃないです……気に入らないなら、魔法を打ち消せばどうですか?」


 やはり中々面倒くさい事になっている。

 俺は状況を把握し直してそう思うが、面倒くさい事になっているとはいえ……。


「お兄さんも早く参加してください」


「いつまでボーっとしてるのよ!」


 そう。

 どんなに面倒くさい事でも、俺は全力でやるスタンスだ。


「あぁ、わかってるよ」


 参加してやるとも。


 やるからには、完膚なきまでにお前らを倒してやるよ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ