表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ 出会い

まだ他の小説も連載できてないのにはじめて大丈夫か?シリーズです。

きっとなんとかなる、うん。だってもう書き終わってるし。

え、部品も同じ? 気にするなっていう。

素敵なライトノベルちっくな恋愛ファンタジー、はじまります。

プロローグ


――これは地球によく似た別の世界の少年と、異世界の少女の物語。



「今日は転校生を紹介する」

古式な校舎のとある一教室に歓声が起こる。いつもとはちょっと違う出来事。そういったことに子供は喜びを感じる生き物である。

そして、彼もまた、そんな16歳になったばかりの少年として、同じような感性を持っていた。スレイ=レヴァナント(ΤΜΕ▽=SΕΧΑΞΑΞΥ)。彼はそう呼ばれている。この聖トラバニア学園に通う、普通の少年である。

彼は隣に右隣に座る友人と話を始める。というのも、左隣には誰も座っていなかったからだ。

「俺の隣に来るんじゃない?」

「いや、ソルの隣も空いてるよ。どこに来るかは先生の気分次第だろうな」

先生は沸き起こる歓声を抑えなければとは思いつつも、それが不可能なことだとわかっており、話を先に進める。

「えー、ゴホン。じゃあ入ってきなさい」

生徒全員の視線がドアに注がれる。固く錆びついたドアは音を立てて徐々に開き、彼女の姿を露にしていく。短めの赤毛を二本、可愛らしい赤のリボンで結わえている、聖トラバニア学園指定の制服がよく似合う少女だった。

「さ、自己紹介を」

彼女は教卓の前に立ち、凛とした声ではっきりと名を告げる。

「はじめまして、私はレイナ。レイナ=シルバニア(SΕΙΞΑ=ΤΙΜΧΕSΞΙΑ)。よろしくお願いします」

赤毛の美少女はそう言って頭を下げる。彼女がお辞儀をすると同時に、生徒たちの歓声と拍手が爆発する。

「じゃあ、席は……ソルの隣でいいかな?」

そういって、はるかスレイの後方、ソルと呼ばれた女子学生の隣を指さす。

それを聞いたスレイはがっくりとうなだれる。

「あの、先生。できれば私、日当たりのいい席のほうが嬉しいです。あの席は空いてないんですか?」

と言って、レイナはスレイの隣を指さした。

「ああ、あそこがいいならそれでも構わんよ。ただ、窓際だと、両隣生徒がいないと寂しいんじゃないかと思ってな。まぁいいだろう。好きな席に座りなさい」

それを聞いたスレイの表情が、みるみる嬉しさを表すものに変わっていく。彼の友人はやや呆れ顔で、しかし少し嬉しそうな表情を浮かべて彼の肩を叩いた。

「よろしくね」

「あ、ああ!! よろしく!!」

半ば慌てたように答えるスレイを見て、レイナは笑った。

「まだ教科書が届いていないので、スレイに借りるように。では、さっそく今日の授業を始めよう」

方々から失意や悲しみに満ちた声が漏れる。先生は予想していた事態ではあったものの、苦笑いを浮かべる。

「レイナって呼べばいいかな?」

「うん、それでいいよ」

レイナはにっこりと微笑む。そんな彼女の笑みをまぶしく感じるスレイ。

「一時間目は国語だよ。紙とペンはある?」

「それくらいは持ってるよ」

レイナは小さく声を立てて笑った。スレイは学校に来るんだから当然か、と思い苦笑いを浮かべる。

「これが教科書。落書きだらけだけど、気にすんなよ」

「あはは、じゃ、見させてもらうね」


ちょっと時間がないの次回予告だけ。


――次回予告


開かずの扉。転校生。

神と呼ばれる存在。村娘A。

魔法。魔女。魔女狩り。

セイヴ‐ザ‐ウィッチ。


第一話 異世界

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ