7話
受付「それではこのクエストをお願いします」
ユメノ「このモンスターは食べられるんですか?」
受付「もちろんです。それとこれをお預けいたします」
ユメノ「また袋ですか?」
受付「超次元袋です。本来ではあり得ないのですが、これをお貸ししますので好きなだけ入れて来てください」
ユメノ「好きなだけ入るんですか!?」
受付「少なくともレッドボアは1000匹以上は入りますので」
ユメノ「わかりました!ありがとうございます!」
受付「くれぐれも無くさないようにだけお願いしますね。もうご飯が一生食べられなくなるくらいのお金がかかるので」
ユメノ「はいー!」
―
ユメノ「今日お魚お魚〜!」
ユメノが受けたクエストは海での狩りだった。少し遠いところにあるらしくて泊まりらしいが、好きなだけ食べていいとの
ことだったので喜んで受けた。
いつも通っている方とは反対側の門から出る。
こちら側の草は若干磯の香りがする。海から結構離れているはずなんだけど。
わかめのような食感がこれまた食欲を唆る。
何かが通ったのか、密かに街の話題になっているのをユメノは知らない。
―
ユメノ「ついたけど…もう夕方かぁ…」
ギルドが取っておいてくれている宿に入る。そうすると焼けた魚の匂いがする。
ユメノ「ご飯ください!」
「あいよ。少し座って待ってな」
ユメノ「はーい!」
―
ユメノ「お腹いっぱい」
「お嬢ちゃんよく食べるねぇ」
ユメノ「間食しなかったらもっと食べれたんだけど…」
「まだ食べれるのかい…?」
ユメノ「はいー!」
「そ、そうか…魚持って来てくれればいくらでも作ってやるから安心しな!」
ユメノ「明日の朝もお願いしますー!」
「あ…ああ…」
ユメノ「お腹空かない前に寝ちゃおーっと」