84/91
ジリ貧
サンドワームは海面に飛び上がるいるかのようにまるで砂を泳ぐ様に迫ってきます。
「まずい不味いマズイ!!サリバ、道具は!?」
「下級爆薬なら……」
「サリバって空飛べ無かった!?」
「飛んでませんよ!?私は高く跳ねれるだけで、今は寝たら食べられちゃいますよー!!」
「えみ、アイツの口が空いたらコレを口の中に入れてくれ!」
「おっと、これは何?やっつける為のひみつ道具なの?」
「やっつけるまでは行かない、怯ませれる。…………はず」
「ねぇ、最後なんて言ったの!?自信なさげに!」
「いいだろ何でも、取り敢えず頼んだよ」
「なら、私が陽動をやります。跳ねるだけでも速いんだから!」




