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錬金術師サリバの終わりゆく話  作者: 新規四季
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見えないもの

「モミジー、時間できたからさ、準備しよ、準備」


私達は臨時収入も入ったし、これは局と私とでの折半になった。嬉しい。

ただ、このお金は私用には使っちゃダメと言われてしまった。


有り余る程じゃないけど、余裕はある。なら使い道は1つしかないのだ。


「あまり僕を当てにしないでね。何を作るんだ」

「コレにしよう!」


私はお隣の倉庫から引っ張り出してきた真っ黒な幾何学模様が装丁されている本の3ページ目を開いて見せる。


するとモミジは困惑した顔を見せる。

あれ?と思った。もしかして簡単すぎて呆れられちゃったかもしれない。


今までの錬金術が偶然だったんじゃないかと失望されただろうか。


それはショックだ。


なんにもリアクションがなくて慌てる。


「えっと、モミジ的にはもっと複雑のやつがお望みだったかな?ね、ねぇ!何か言ってよ」

「サリバ」

「うん、なになに?」

「君には何か見えてるの?」

「え?」

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