表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師サリバの終わりゆく話  作者: 新規四季
6/91

数えの森

サリバが暮らしている国、サーバス・ハートは砂に覆われた国。でも水不足って言うことは無いんだ。


何世紀か前に偉大な錬金術士が水の無いこの国に和泉を創ったの。


でもその泉は魔力が強くって強い魔物が多くいて近づいちゃ駄目なの。だから、サリバは今、サーバス・ハートに幾つかある森のうちの一つ。「数えの森」に来ていた。


「懐かしいなぁ、変わってないや」


森について遊び回っていた時を思い出す。


「テンション上がって飛び出しちゃったけど、良かったのかな。怒られそう……ま、仕方ないよね」


中和剤に必要な素材を3つ揃えないといけない。出来ると言った手前、何としてもやり遂げないと!


森を隅々まで歩き回る。素材は至る所にあった。


「他の錬金術士は居ないから、生い茂るばかりなんだ。つまり独り占めだ〜!」


ワクワクしてご機嫌で素材を集めていると、籠がいっぱいになってしまった。


「ん?わぁ、もう入らないや。でもこれだけあれば十分だよね!」


少し夢中になり過ぎた。もう夕方近くになっていた。


「わわわっ!急いで戻らないと!」


急ぐサリバの前にアオイロが飛び出してきた。


アオイロは青色のぷにぷにした奴の事。子供でも逃げ切る事は出来る。大人なら武器を持った武術の経験者なら倒せる位の魔物だ。


でも、この森には魔物なんて居なかった筈なのに。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ