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街の大きな喫茶店、エスメラルダ
「いらっしゃいませ!って、ようやく来てくれたのか。帰ってきたって聞いてから待ちわびてたぞ!」
「あっ!サリバ!」
「久しぶりです、エルインヘルトさん、アヤメちゃん」
「アヤメ、オッサン呼んできてあげて。絶対喜ぶから!」
「ふふ、聞こえてますよ。騒がしいと思ったら、それも仕方の無いお客さんだ」
「ヴィンおじちゃん!変わってない!」
「……完全に取り残されちゃった」
「彼女はこの街で可愛がられていたようですね」
「ん?嫌な言い方だよ?」
「そうですか?そうでしょうね……」
「むー。おーい、サリバ!知り合いなら私達の事も紹介してよね」




