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錬金術師サリバの終わりゆく話  作者: 新規四季
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五月雨えみ

「あー、やっと来たね!もう、待ってたんだから!」


サリバが司書室へ入ると、ピンク色の髪をした若い女性が、わざとらしくふくれっ面をしていた。

腰には本来矢じりを入れておく筒がぶら下がっているが、中身は空っぽだ。


顔合わせという場所だから武器は置いてきているかと思ったが、アーチェリーが椅子に置かれている。


カジュアルなドレスの様な物を着ている。動きにくそうだが、サリバはその服に少し違和感を感じていた。


ニヒッ、と歯を見せる可愛らしい笑顔でトテトテ近づいてサリバの手をブンブンと上下に振る。彼女なりの握手の様だ。


女の子らしく小さな手だけど、所々硬く、戦士の手だった。



「あわわ、お待たせしてしまったようで申し訳ありません!」

「ううん、気にしないで。私は依頼を受けて護衛とかの人助けをしてるんだけどね、いちばん酷かった奴は依頼をするだけして何もしなくていいよ。だよ?それじゃ、私が何のために来たのか分からないよ!」

「た、大変でしたね?」

「ホントだよー!だからね、今回の依頼者がアンタみたいに可愛い子で良かったよ!これから宜しくね!私は五月雨えみ!えみって読んでね!」



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