表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師サリバの終わりゆく話  作者: 新規四季
23/91

飛んで行け!4

「絨毯は無理でも、既存の物に浮遊を継ぎ足せば……」

「ひとりで運び出すのは大変だろう、僕も手伝うよ」

「ありがとう!じゃあ、コレと、コレとコレを」

「いきなり人使荒くなったね、遠慮を知るといいよ」

「また今度ね」



「出来たかい?」

「ダメ!上手くいかない!どうして……」


無謀だったのかもしれない。まだ、手の届かない領域だったかもしれない。モミジはそれを察して、サリバはそれを無視した。


釜を睨みつけ、滴る汗に構うこともしないで、何度も繰り返した。

モミジは何も言えなかった。


モミジは何度目かの錬金術の失敗を横目で見て、そういえば静かになったなと思う。


アトリエの扉を開ける人物は、不思議そうな顔をしていた。メディは言った。


「こんなとんでもないことが起こったってのに、錬金術に夢中なんて、呆れるわ」

「え?」


サリバは何か聞き間違えたのかと聞き直す。


「え、なにか分かったんですか?」

「騒ぎの事は知ってたのね、局長が皆を静めて話を聞いたのよ。そしたらなんと、迷宮が増えたって話しよ?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ