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錬金術師サリバの終わりゆく話  作者: 新規四季
19/91

極小の爆弾

レシピは難関という程では無かった。

今のさりばならば何とか作れそうな気がする。


サリバは「よしっ」と気合を入れて、素材を錬金釜へ投入していく。ポチャポチャと音を立てて液の中に入っていくと、液は段々と輝いてゆく。


かき混ぜて、かき混ぜて、かき混ぜる。

錬金術は完成までに時間を要することが多い。

それは難易度だったり、実力だったり、調合のレベルだったりで変わってくる。


今回作る爆弾は、作れればいい。品質や属性付与、効果などは二の次になる。だから、短時間で作り追えることが出来た。


「極小の爆弾の完成です」

「……凄いね、羨ましいよ」

「え?」

「なんでもないよ、さあ、あの扉を壊しちゃおうよ」

「う、うん」


扉に軽く投げると衝撃が伝わり、扉が完全に破壊される訳でも無く、極小の爆弾が触れた場所がぽっかりと穴が空いた。


「開いたけど、せまい……」

「言ってても仕方ない僕たちは小柄だから行けるよ」


「うっわァァ!!すごい!色んな素材がいっぱい!」

「圧巻だよ……。でも間取りの割にはこの倉庫大き過ぎないかな」

「そういえばそうかも?」

「それに、開けられていなかった倉庫という話だけど、素材の鮮度が新鮮なままだ」

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