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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
9章 コミュ障、顔が広くなる!?
94/158

93話 狐コ好き第一回完走!

「そろそろ配信終了の時間ですね...」


「もうそんな時間か!」


「マジ早く感じるわ...」


「狐狐のココ好きVtuber第一回、椿さんとローバーさんとお送りしました!

それでは一言ずつどうぞ!」


「今日は記念すべき第一回に参加できて良かったです!

今度は狐狐ちゃんと一緒にFPSでコラボしたいですね!

今日はありがとうございました!」


「今日はめちゃくちゃ楽しかったっす!

俺も狐狐ちゃんとコラボしたいんで、時間が合うようなら面白そうなゲーム用意しておきます!

ありがとうございました!」


「はい、二人ともありがとうございました!

それでは皆さん、おつここ〜!」


【おつここ!】

【おつここ〜】

【おつここ!!】


配信を閉じ、配信終了の投稿をする。




【コラボ】狐コ好きVtuber第一回!つばロバのお二人と語ります!【九尾狐狐/椿/ローバー】配信終了


@九尾狐狐 Monster Live三期生

狐コ好きVtuber第一回終了しました!

本日のコラボ相手の椿さん、ローバーさんのチャンネルは概要欄からどうぞ

第一回で緊張しましたが、二人がとても優しくて助かりました!

♯狐狐ライブ

♯狐コ好きVtuber




「今日はお疲れ様でした!」


「お疲れ様〜!」


「お疲れ様っす!」


「狐狐ちゃんマジで話上手くなってますよね!」


「ほ、本当ですか...?」


「マジです」


「俺もそう思うっすよ」


「へへ...あ、ありがとうございます...」


二人に褒められて思わず笑みがこぼれてしまう。

少し変な笑いが出てしまった気もするが...


椿さんが話題を変えて話しかけてくる。


「最後のコメントでも言ったんですけど、狐狐ちゃんはFPSやります?」


「FPSはたまにするくらいですね...」


「狐狐ちゃんが良ければFPS一緒にやりたいと思ってるんですよ!」


「あ、はい、大丈夫ですよ」


「やってくれるってことですか!?」


「はい、や、やりましょう!」


「お、じゃあ俺も一緒にしたいっす」


「三人でできるFPSでコラボしますか...?」


「しましょう!」


「やりたいっすね」


「と、とりあえず、また連絡があればこのサーバーにチャット送ってください」


「了解しました!」


「了解っす」


「では、本当に今日はありがとうございました!」


「はい!またコラボしましょう!

ありがとうございました!」


「お疲れ様でした!

FPS練習しとくっす!」


僕は通話を切った。

二人も僕が落ちた後すぐに解散したようだ。


配信を見て知っていたとはいえ、話すのははじめての相手だった。

それでもしっかりと質問や雑談をすることができ、進行も自己採点では結構高得点を付けられるような配信ができたと思う。




配信のソフトを落とし終わった頃、部屋の扉が開かれた。

と同時にお母さんの声が響く。


「狐狐ちゃんお疲れ様〜!」


「お、お母さん!?」


「凄いじゃない、あの二人とは初めて話したんでしょ?」


「うん、でも二人とも良い人で良かった」


「そうね、これからも大変かもしれないけど頑張ってね!

無理だけはしちゃダメだからね」


「大丈夫、そこら辺は分かってるよ」


「よかったよかった!

じゃあ今日は打ち上げでピザでも注文しちゃおうかしらね!」


「ピザ...!久しぶりだ...!」


「チーズのピザでいい?」


「うん!」


「じゃあ注文してくるね!」


スマホを片手にお母さんが部屋を出て行く。

久しぶりのピザ、頭の中にチーズが伸びる光景が浮かぶ。


待つ間にトイッターで今日の反応を見る。

面白かった、次回も楽しみといった反応が多く投稿されていた。

それを見てひとまず安堵する。

やはり新しいことに挑戦すると周りの反応が気になってしまう。


そんな時あるコメントが目に付いた。


『セブンママもVデビューするし、狐狐ちゃんとコラボしてほしいw』


「え...?」


(セブンママ...お母さんがVtuber...?)


僕はセブンママのアカウントを覗きに行く。

そこには自分の制作したモデルがアイコンになったセブンママのアカウントがあった。


セブンママはMonster Liveの全員を生み出したからか、神様のようなモデルになっていた。

体を隠せそうなほど大きな純白の羽、頭の上に浮かぶ天使の輪、透明感のある腰まで伸びた髪は逆光で光り輝いていた。

優しそうな表情が凄まじいママみを感じる。


しかも配信の告知をしており、初配信で夏花さんとコラボをするらしい。

僕はリビングにいるお母さんの元へ向かった。


「お母さん!」


「どうしたの?」


「お母さんもVtuberデビューしたって本当!?」


「うん、お母さんもやってみたくなっちゃって。

それに、狐狐ちゃんとコラボもできるんじゃないかな〜って!」


「お母さんとコラボ...?」


「セブン狐狐てぇてぇ需要あるんじゃない?」


「あ、あるかもだけど...!」


「お母さんはいつでも歓迎よ!」


「か、考えとく...」


僕はピザが来るまで自室で待つことにした。

Monster Liveのみんなのグッズが綺麗に並べられた棚を一通り見渡す。

改めて見ると圧巻の量である...

そのグッズを見て、今見たお母さんのモデルがグッズ化している状況が目に浮かんだ。


(お母さんもVtuber化...

周りの人がどんどんVtuber化して行く...)


どこか嬉しいような恥ずかしい感情が湧いてくる。

それでもやっぱりVtuber界が盛り上がっていると思うと嬉しい感情の方が勝つ。

僕は次回の狐コ好きVtuberコラボ相手の配信を追い始めるのだった。

読んでいただきありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[良い点] はたからみれば親子コラボその実態はリアル親子オフコラボとなw
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