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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
8章 コミュ障、新プロジェクト!?
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88話 第0回終了!

次はコラボ相手について語っていくコーナー。

順番はまた最初の戻り、奈女々ちゃんのことについて話していく。


「まず、奈女々ちゃん!

奈女々ちゃんがVtuberを始めたきっかけって何?」


「私はね〜、可愛いものになりたかったし可愛いものに囲まれたかったんだよね!

実際こうして可愛い狐狐ちゃんにも巡り会えたし!」


「ちょ...恥ずかしいからこっち見ないで...」


奈女々ちゃんのモデルが僕の方をまじまじと見つめてくる。

真っ直ぐな言葉が恥ずかしくて、目を背けてしまう。


【照れてるw】

【狐狐ちゃんこういうとこが可愛いんよなぁ...】

【押しに弱すぎるこの狐】

【そりゃ推しに押されてるんやからな】

【そうだこの狐Monster Live全員押しなんだったw】


「最初は下心全開でいたけど、今は配信が楽しくてつい配信しちゃうって感じかな。

見てくれてるみんなも気の合う友人みたいな感じで、コメント読んでるだけで楽しいよ」


少し照れくさそうにしながら奈女々ちゃんはそう言った。


「ありがとう、次は鳴子ちゃんだね。

鳴子ちゃんがVtuberを始めたきっかけは?」


「そうね、私は元々いろんなことに挑戦したい性格だからVtuberという存在を知って、私もやってみたいと思ったからかしらね。

配信とかしたことはなかったのだけれど、こんなにも楽しいものだったのね」


「鳴子ちゃんずっと楽しそうに配信してるもんね〜!」


「奈女々ちゃんだっていつもニコニコしてるじゃない」


「奈女々ちゃんはたまに悪い笑顔出てる」


「ちょっとドクロちゃん!?」


「た、確かに...」


「何が確かになの狐狐ちゃん!?」


【やっぱ三期生あったけぇなw】

【こういう絡みが見たいんや...】

【三期生ずっと仲良くて楽しそう】


少しワイワイと話し、最後にドクロちゃんに話を振る。


「ドクロちゃんがVtuberを始めたきっかけは?」


「私は話すのがあんまり好きじゃ無くて、でもホラー作品のことが語りたいって思ってた。

その時に今の先輩達を知って、Vtuberになれば一人で語ってても聞いてくれて反応してくれる視聴者さんがいるんじゃないかって。

だからVtuberになった」


「今はいっぱい話せるようになってるよね!」


「配信が楽しいからね」


【ドクロちゃん初配信あたりマジで口数少なかった...】

【三期生の温かさで固まった感情が溶けたんやろな...】

【これがてぇてぇか】


全員の最初に聞く話題が終了する。

ここからは僕のアドリブでいろんな質問をしていくことになっている。

というのも、僕は今後コラボするVtuberさんのことを調べてから配信をすることにしているのだ。


だが、今回は第0回。

相手は既に熟知している三期生のみんなだ。

カンペもなしにいろんな場面が思い浮かぶ。


「ではここからは僕がいろんな話題を振っていきますね」


「どんと来い!」


「なんでも答えるわよ」


「どんな話題でもおーけー」


「奈女々ちゃんは最近ホラー作品に手を出してるみたいだけど、何かオススメはある?」


「あ、トイッターでバレた...?」


「私が奈女々ちゃんにおすすめした」


「そう、ホラーを私全然知らなかったからドクロちゃんに教えてもらったんだよね。

あれ怖すぎない...?」


「ホラー初心者用と思ったけど...」


「んなわけあるか!

めちゃくちゃ怖くてトイレ行けなくなったんだけど...!」


「そ、そんなに怖かったの?」


「狐狐ちゃんも見る?」


「遠慮します...」


「でも、なんで急にホラーを見ようとしたのよ」


「ドクロちゃんがやってたホラーゲームが面白そうで...

耐性付けようとしたんだけど、逆効果だったみたい...」


「協力できるホラゲーでコラボする?」


「ドクロちゃんと一緒にやると別ゲーになるんだよね...

ドクロちゃん強すぎるから」


「じゃあ、私が画面共有でゲーム画面見ながらだったら?」


「あー、それいいかもね。

今度予定合わせてやろう!」


「奈女々ちゃんの悲鳴が聞けるかなー...?」


「...怖すぎるゲームはやめてほしいかな」


【まさかのコラボ決定w】

【奈女々ちゃんとドクロちゃんのコラボって何気に初?】

【二人だけのコラボは初だな】

【楽しみがまた増えてしまった...】


「鳴子ちゃんは今歌ってみたの練習してるんだっけ?」


「そうね、好きな歌を思いっきり歌えたら気持ちいいと思って、練習配信を最近しているわ」


「声めちゃくちゃ良いもんね...」


「あ、ありがとう...」


「鳴子ちゃん照れてるね〜」


「こ、狐狐ちゃんの言い方よ!」


「僕!?」


「今のは狐狐ちゃんの言い方がマジ過ぎたと思う」


「マジ過ぎたって何!?」


【オタク狐】

【やはりオタク狐】

【ガチ勢が推しに会った時の声しとるんよw】

【オタク狐がよぉ...】

【オタク君さぁ】




語り合いもコメント欄も大盛り上がりで第0回は進み、気が付けば終了の時間になっていた。

楽しすぎて時間の感覚がなくなってしまう。


「では、第0回はここで終了となります!

次回から初めて会う方とのコラボになると思いますが、頑張っていきます!

では、おつここ〜!」


「「「おつここ〜!」」」


【おつここー!】

【おつここ!】

【おつここ〜!】

【次回から楽しみ!頑張れ!】

【おつここ】


配信終了ボタンを押し、配信がちゃんと切れているか確認する。


「よし、ちゃんと切れてる。

みんな来てくれてありがとう」


「どうってことないよ!」


「そうよ、気軽に呼んでほしいわ」


「うん、いつだって大丈夫」


「じゃあ僕明日の準備あるから落ちるね、じゃあね!」


「おつかれ〜!」


「お疲れ様」


「おつおつ」


僕は通話も切り、明日の授業の準備をする。

その間もみんなと楽しく話した時間が頭に浮かび、思わず笑ってしまうのだった。

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@_Kamu_Kamu

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[良い点] オタク狐全開だな
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