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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
6章 コミュ障、新たな仲間!?
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67話 第一回ML杯②

一回戦目はニコさんのパーティーの勝利で終わった。

僕のパーティーを倒した後も別パーティーをドンドン壊滅させていき、スーパープレイの連続で優勝している。

ニコさんの配信のコメント欄は大盛り上がりしていることだろう。


数分のインターバルを挟み、その間に本配信ではさっきの試合のハイライトが流れる。

休憩時間にトイレを済ませ、水を飲んで二回戦に備える。


みんなが揃ったところで準備完了したことを伝えた。

他のパーティーも準備完了していたのかすぐに二回戦が始まる。


「よし、頑張ろう!」


「頑張りましょう...!」


「レヴィも頑張る!」


「次は勝つのです」


「ニコさんのパーティーには会いたくないですね...」


【頑張れ〜!】

【いけるぞ〜!】

【みんな頑張れ!】

【4KテレビWIN!】


コメントの応援に励まされながら、二回戦目の戦場に向かう。




画面は大きな鳥の背中を映し、僕達は建物が多くあるエリアに降り立った。


「別パーティーこっち側に降りて行ったから注意してね!」


キラリちゃんがピンを立てて教えてくれる。

その方向を警戒しつつアイテムを集めていく。

僕は自分が一番扱える武器のマシンガンを手に入れ、チーターのソウルも近くに落ちていた。


「足音!近く来てるかも!」


「本当ですね...俺アイテム結構潤ってるんで窓から見ておきますよ」


「お願いね」


「もう負けないよ!」


「戦って勝つことも大事ですけど、生き残ることも大事なのです」


「ぼ、僕も戦えます!」


いつでも撃ちあえるように銃を構えておく。

足音が聞こえた方角を工作さんと見ていると、一瞬だけ人影が見えた。

僕はその人影が消えて行った建物にエイムを合わせる。


「ここに敵いたので見張っておきます...!」


「うん、任せた!」


その時、工作さんの見張っていた方角から爆弾が投げられた。

ギリギリ窓に入らず、僕達がいる建物の近くに落ちた爆弾が爆発する。

相手パーティーの人数は三人がどこにいるかが分かっているのだが、残りの二人がどこにいるのか分からない。


「こっちにいたよ!」


「二人で行動してるから人数差で攻めよ!」


「分かったのです」


キラリちゃん、レヴィちゃん、きのこさんの三人で相手二人が見えた建物に攻め入る。

僕と工作さんは建物を出て、いつでも援護に行けるようにしつつ他の三人を警戒していた。


キラリちゃん達が建物に入った瞬間、ショットガンの音が聞こえる。

攻められることを予想していたのだろう。

だが、そのことも警戒していたキラリちゃんはうさぎのソウルのスキル、ジャンプ力上昇で天井まで飛び躱した。


キラリちゃんからすれば動かない相手はただの的だろう。

ショットガンの打ち終わった後に発生するクールタイムの間にシールドとHPを削り切り、一人目をダウンさせた。

右上のログを見ると、イオちゃんのパーティーのようだ。


「ワンダウン!」


「足音二階から聞こえてるよ!」


「正面箱裏に一人いるのです!」


三人の報告が飛び交う。

僕も一戦目のようなミスはしまいと三人の元に少しずつ移動しながら、周囲の警戒をしていた。

その時、キラリちゃん達の裏を取ろうとしたのだろう、建物から出てきた敵と鉢合わせになる。


「敵来ました!」


「狐狐さん、やりますよ!」


「は、はい!」


相手はもちろん人間だ。

練習で撃っていた動かないマネキンとは違う。

教えてもらった左右に動きながら撃つ戦術を実践する。

なかなか当たらないが、相手も同じように当てられていなかった。


僕が撃ち合っている間に工作さんがカバーで倒してくれた。

相手もカバーをしに来たのか、もう一人出てくる。

僕は削られたHPもそのままに、工作さんのカバーに入った。

どうにかエイムを合わせて相手をダウンさせることに成功する。


「こっちは二人ダウンさせましたよ!」


「た、倒せた...!」


「ナイス!」


「こっちは任せてね!」


「倒したのです...!ラスト一人です!」


僕達方面にいた最後の一人はキラリちゃんの方へ移動していたようだ。

結果は言うまでもなく、キラリちゃんがとどめを刺して僕達のパーティーは初勝利を収めた。


「か、勝てた...!」


「ナイス!狐狐ちゃん達もナイスだよ!」


「私達に掛かればこんなものよ!」


「ナイスです」


「いや、エイムが合わな過ぎてどうなるかと思いましたよ...

狐狐さんナイスカバーでした」


初勝利を収めることができ、パーティーの雰囲気も良くなった。

僕も自然と笑みが溢れ、勝利の余韻に浸っていた。




「ラストラスト!いける!」


「倒した〜!」


「ナイスです!」


「キラリちゃん強すぎる...」


「ふっふ〜ん!一応別ゲーではランク高いんだからこれくらい活躍しなきゃ!」


キラリちゃんが前線で敵の視線を集めつつ敵のHPを削り、僕達が後方からカバーして倒すという戦術で他のパーティーも倒すことに成功した。

遂に残り三パーティー。


キラリちゃん情報では、まだニコさんのパーティーは生存しているらしい。

右上のログに名前を見なかったそうだ。

あんな凄い動きをしながら、そんなことまで把握しているのは流石である。


狭まっていくエリア、僕達は移動していると銃声が聞こえた。

正面の二つ並んだ建物の屋上、二階から銃弾が飛び交っていた。


「みんなここで一回待機しよう」


キラリちゃんの指示に従って、少し離れた岩の影に身を潜める。

作戦は右上のログにどちらかのパーティーメンバーが二人ダウンしたら、勝っている方のパーティーを攻めるというものだ。


静かにその時を待つ。

右上にログが流れた、ニコさんパーティーの一人がダウン。

次の瞬間にはソラさんのパーティーが三人倒された。


「行こう!!」


キラリちゃんの合図でニコさんのパーティーがいる建物に爆弾を投げつつ、キラリちゃんを先頭に建物内へ入った。

扉を開けた瞬間、足元に爆弾が転がってくる。

二階で撃ち合っていたニコさんが階段の壁に反射させて入り口に爆弾を投げてきたのだ。


流石に大ダメージを食らうわけにもいかず、キラリちゃんは入り口から離れた。

そのタイミングを見計らって、ニコさんのパーティー四人が一気に一階へ降りてきた。

弱っているパーティーより先に僕達のパーティーを倒す作戦だろう。


だが先ほどまで戦っていたニコさんのパーティーはかなりHPが削られていた。

僕達も削られはしたものの、ニコさん以外の三人をダウンさせ残すはニコさんだけとなる。


「いけるよ!」


キラリちゃんがそう言うが、やはり一筋縄ではいかない。

ニコさんはチーターのソウルを持っており、数歩横に動いてはスライディングでエイムをずらしてくる。

今までに見たことのない動きに翻弄され、きのこさん、レヴィちゃんがダウンする。


キラリちゃんもニコさんを削るが、まだHPが残っているのかなかなかダウンしない。

パーティーのHPを確認するとキラリちゃんのHPも僅かとなっていた。


「強すぎ...!!」


キラリちゃんが思わず口に出す。

凄まじい動きでこちらの弾は当たらないのに、ニコさんは当ててくる。

人数有利だったはずが気付けばHPが僅かしかない三人に削られていた。


僕はエイムを必死にニコさんに合わせようと後方から銃を撃っていた。

その時、キラリちゃんがニコさんに突っ込んでいく。


「私がヘイト買うから狐狐ちゃん撃って!」


「わ、分かりました...!」


ニコさんの間近でキラリちゃんはスキルを発動させる。

僕は言われた通りにニコさんにエイムを合わせようとした。

僕がエイムを合わせたニコさんは自分のすぐ上にいるキラリちゃんではなく、僕に銃口を向けていた。


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