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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
4章 コミュ障、イベントに参加する!?
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34話 みんなでお風呂

「こ...ここが、鳴子ちゃんの家...」


到着したのは広い敷地に大きな家が立建ち、立派な塀が周りを囲む場所だった。

僕が驚いて固まっていると、鳴子ちゃんに手を引かれる。


「もう日も変わりそうだし中に入るわよ」


「あ、うん...」


「良いリアクションするね〜」


「流石にびっくりする、私も最初びっくりした」


玄関に入るだけで分かる豪邸、大きな靴箱に靴を置き鳴子ちゃんの部屋に向かう。

広い階段を登り、鳴子ちゃんが廊下の途中にある扉を開ける。

見えてきたのは落ち着いた雰囲気の女性の部屋だった。


「ここが私の部屋よ」


「広い...」


「四人で寝ても余裕」


「あ、そっか...」


「布団を並べてみんなで寝るに決まってるじゃん!」


「恥ずかしい?」


「う、うん...」


「女同士だし大丈夫大丈夫!」


「奈女々ちゃんが言うとなんか怪しいわね」


「なんで!?」


「とりあえずここらへんに荷物を置いていいわよ」


「うん、あ、ありがとう...」


部屋の端にキャリーバッグを置き、着替えを取り出す。

他の三人は既にパジャマを用意していた。


「さて、お風呂に行くわよ」


「待ってました〜!」


「裸の付き合い」


「と、その前にリアルでの自己紹介もしないとね」


鳴子ちゃんから順に本名を言っていく。


「私は鬼塚(おにづか) 成美(なるみ)よ。

改めてリアルでもよろしく」


「じゃあ次私、中山(なかやま) (めぐみ)

一番年上だけどいつも通りでいいよ!」


「私は黒田(くろだ) 優里(ゆうり)、よろしく」


三人の視線が僕に集まる。

僕は少し緊張し、俯きながら本名を伝えた。


「鷲川...歩、です...」


「歩ちゃん」


「あ、うん、ど...どうしたの...?」


「呼んでみただけ」


「う...な、なんか本名で呼ばれるとちょっと...恥ずかしいね...」


「恥ずかしがってる歩ちゃん可愛い〜」


「や...やめて...」


「あんまりいじめないで」


「あはは...ごめんごめん」


「それより明日はお出かけするんだから早くお風呂済ませるわよ!」


「はーい!」

「はーい」

「うぅ...はい...」


僕は引っ張られるようにしてお風呂に連れていかれるのだった。




お風呂は小さな温泉と思うくらいの大きさだった。

確かに四人で入っても余裕がある。

僕は脱衣所で服を脱いでいき、用意してもらっていた袋に入れ洗濯機に入れた。

お泊まり中服の洗濯もしてもらえるそうだ。


「成美ちゃんスタイルいいね〜」


「恵ちゃんも良いと思うのだけど」


「ありがとう!」


「私はもう大きくならない...」


下着姿の三人が後ろで和気あいあいと話す。

僕は出来るだけ見ないようにしながら体にバスタオルを巻いて着替える。

前世からなのだが、温泉は好きだけど自分の裸を見られたくないし他人の裸もあまり見たくない。

だというのに女性のスキンシップなのか、凄まじく距離が近く感じる。


「歩ちゃんは恥ずかしがり屋だね〜」


「ひゃっ...」


後ろから肩にポンと手を置いてくる恵ちゃん。

僕は驚きと緊張で体が硬直する。


「あんまりこういうのは慣れてないのかな?」


「う、うん...」


「恵ちゃん、距離が近すぎる」


「ごめんね、歩ちゃんすっごく可愛いから近付きたくて」


「それは分かる」


「えっ...」


「そうよね、歩ちゃんとても可愛いわよ」


「あ、あんまり言わないで...照れる...」


「ごめんなさいね、それじゃお風呂に入りましょ」


振り返ると、生まれたままの姿の三人が視界に映った。

僕は顔が赤くなっていき、罪悪感に包まれる。


「ご、ごめんなさい...」


「え、どうして」


「歩ちゃんもタオル巻いてないで入ろうよ」


「そ、それは...」


「恥ずかしかったらタオル持って入っても良いわよ?」


「じゃあ、持って入らせてもらう...」


僕はあまり三人を見ないようにしながらお風呂に入るのだった。




中は湯気が充満し、温泉にきた時のような感覚に包まれる。

久しぶりの感覚に僕は自然と目を輝かせた。


「シャンプーやリンスは置いてあるものを勝手に使っていいわ」


「ありがとう」


「本当に広いね〜」


「...だね」


「歩ちゃんあんまり緊張しなくていいのに」


「だ、だって...他の女性と、お風呂はいるの...初めてで...」


「そうだったんだ」


「だからそんなに緊張してるのね」


「大丈夫!歩ちゃん、恥ずかしくない!」


と言いながら恵ちゃんがバァーン!と擬音が付きそうなほど堂々と僕の前に立つ。

当然、予想もできない行動に目を逸らすことは不可能だった。


「ひゃっ...」


恵ちゃんの裸が頭から離れない。

僕は頭が真っ白になりその場で俯いて硬直した。


「あれ?歩ちゃん?おーい」


「何回も言ってるじゃない...」


「あいた...叩かなくても良いじゃない」


「歩ちゃんは恥ずかしがり屋なの、そしてあなたはもうちょっと恥じらいを覚えなさい」


「成美ちゃんだって体隠してないじゃない」


「だからって自分から見せるような真似はしないわよ...」


「歩ちゃん、大丈夫?」


「う...ぇ、あ、はい...」


「ほら、一緒に洗おう」


僕は優里ちゃんに連れられてシャワーの前に座り、早まる鼓動を誤魔化すように髪や体を洗い始める。

シャンプーやリンスは大人の女性から香りそうな落ち着いた香りだった。


洗い終わった後はみんなで浴槽に浸かり、水を掛け合ったりしながら温まる。

僕も落ち着きを取り戻し、恥ずかしいながらも裸の付き合い効果か、自然といつものように話せるようになっていくのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 到着したのは広い敷地に大きな家が立ち、立派な塀が周りを囲む場所だった。 上記を誤字報告しました。意図したものでなければ修正をお願い致します。
[一言] 文章を置き忘れました!!
[良い点] それらの外観を説明してください、想像するのは難しいです
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