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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
11章 コミュ障、お休みする!?
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136話 久しぶりの三期生②

親子バレ関係の話題も落ち着き、Monster Live family一期生の話題に移った。

どことなくコメント欄からも僕の発言に期待する雰囲気が感じられる。


「みんなはfamilyのデビュー配信見たでしょ?」


「もちろんよ!」


「もちろん見た」


「僕も」


「狐狐ちゃんコメント欄に出てたもんね」


「Monster Liveのクイズ出されたから...」


「綺麗に釣られてた」


「うん、釣られてしまった...」


「そのクイズを出してた稲香ちゃん、すごく狐狐ちゃん意識してたよね...

やっぱり狐と狸はライバル関係なのかな?」


「べ、別にライバルとは思ってないかな...

一緒にMonster Liveを語れる友達ができた気分だよ?」


「そうなんだ、良かったね〜!」


「クイズで思ったけれど、狐狐ちゃん物凄くいろんな箇所を見るから、自分でもわからない癖を見られてる気がするわね...」


「そういうのないの?」


「みんなの癖...?」


「そう」


「あ、聞いちゃう?」


ドクロちゃんに言われみんなの配信を思い出す。

癖かな...となんとなく思い付いたことを言ってみることにした。


「奈女々ちゃんは好きな絵柄とかシーンを見ると『ん“っ”』って言いながら右に頭傾ける」


【言われてみれば...】

【なんですぐ他人の癖とか思い浮かぶんだよw】

【狐狐ちゃん好きを通り越して怖いぞw】

【若干ストーカー気質...?】

【単純に余すことなくMonster Liveを楽しんでる視聴者やぞ】

【↑一応Monster Liveなんだよなぁ...】


「......待ってこれなんか恥ずかしいんだけど!」


「奈女々ちゃんそうなのね〜?」


「た、確かに無意識だから癖かも...」


「次私...!」


ドクロちゃんが期待した声色でそう言う。


「ドクロちゃんは最初の挨拶前の息を吸う長さでその日のテンションが分かる...多分」


「そ、そう...なの?」


「やっぱりそういうリアクションになっちゃうよね〜...」


【ドクロちゃんが動揺している...w】

【最恐ホラゲで声一つ上げなかったのにw】

【最恐ホラゲよりも怖い狐狐ちゃんの愛w】


「具体的に教えて欲しい」


「えっと、長く吸って挨拶をしてる時はテンション高い日で短い時はテンションが低い日と思う。

キャラコンとかミスっても気にせず話す時は挨拶前の息吸う時間が長くて、ミスってため息とかつく時が短かったはず...」


【切り抜き師さん検証動画はよ!!】

【これマジ?】

【ドクロちゃんも無意識だろうしこんなデータ分かんないわw】

【狐狐ちゃんこっわw】

【そんなに分かるもんか...?】


「それは知らなかった...

さすがMonster Live博士だね」


「な、なんか頭に思い浮かんだだけだよ...」


「最後は私かしら?」


私もお願い、と言いたげな鳴子ちゃん。

僕は鳴子ちゃんの癖が結構好きである。


「鳴子ちゃんはホラゲとかでびっくりした時返事っぽくなる」


「返事...?」


「あーそれなら私分かるよ!

はーいっ!!ってやつだよね!」


「あれ好き」


「わ、私そんなに言ってたかしら...?」


「ホラゲ実況すると結構出てるよ?」


【俺もあの声クッソ好きw】

【たまにあーい!になるのも良いw】

【可愛いよな〜...】

【最恐ホラゲやってもらいたいw】


コメント欄を見ると視聴者達も鳴子ちゃんのホラゲ実況が好きなようだ。


「やっぱり狐狐ちゃんすごく見てるわね...」


「なんか気付いたら頭に残ってるんだよね...」


「もう才能だよね〜」


「Monster Liveが大好きな才能...?」


【その才能持ってる人がMonster Liveにいるんだよなぁ...】

【Monster Liveに入るべくして入った人材だな...】

【Monster Live博士だもんな...】


「話戻すけど、family一期生のみんながデビューしたってことは私達も遂に先輩になるってことよね!」


「私達が先輩か〜」


「あんまり実感ない」


「ぼ、僕が先輩でいいのかな...」


「大丈夫だよ狐狐ちゃん!

みんな狐狐ちゃんのこと大好きなんだから!」


「うん、自信持っていいと思う」


「後輩がデビューしたからって無理に先輩にならなくても大丈夫よ」


「そ、そうかな...」


「そうそう!自然と先輩っぽくなっていくよ!」


【俺も高校の時無理に先輩ぶろうとしたな...】

【気付いたら先輩になってるもんよ】

【今のままで何にも問題はない!】


中学校の頃も部活をしなかったので、先輩と呼ばれる機会はなかった。

先輩というものがどんなものか分からないので、コメントの情報を信用するしかない。

少し不安だが...


「稲香ちゃんの印象が強かったけど、わんこちゃんもメアちゃんもファリーちゃんもみんな可愛かったよね!」


「可愛かったわね〜」


「すごく良かった...」


「みんな元気」


「Monster Live博士としてはどう思いますか?狐狐ちゃん!」


「え、えぁ、僕...?」


【博士は狐狐ちゃんしかおらんw】

【狐狐ちゃん以上のMonster Live博士出てこんやろ...】

【視聴者も含めればワンチャン...?】

【ファンの中にはおるかもしれんな】

【いつかイベントでファン参加方の早押し大会して欲しいw】


「えっと、まず全員最高なんだけど...

1番気になったのは夢中さんかな...

センシティブな感じでアカウント消されないか心配しちゃう」


「確かに絵柄とか話し方とかちょっとえっちだったもんね」


「モチノビ先生の描くイラストもちもちしてて好きなのよね〜」


「えっちだけどね」


「メアちゃんにぴったりのママと思うわ」


「それは私も思った!」


「後、ファリーさんは初めての小人系の人だからどんな配信になるかすごく楽しみ。

で、骨掘さんは凄い活発な印象だからいろんなことに挑戦していって欲しいかな」


「楽しみだね〜...!」


「狐狐ちゃん、早口」


「あ...」


「それが狐狐ちゃんの面白くて良いところだから気にしちゃダメよ」


【博士の早口は全ての病に効く】

【もう狐狐ちゃんから博士に名前変わってるやんw】

【実際博士だからね、仕方ない】

【稲香ちゃんは助手かな?】

【まだ数問しかクイズ出し合ってないから分かんないよ】


「と、とにかく!

family一期生のみんなは無理したらダメですからね!」


「初配信で倒れそうになっていた人が言うと説得力が違うね...?」


「こーら、奈女々ちゃんはまたそんなこと言う...」


「ま、まぁ本当のことだし...」


「あれこそ狐狐ちゃんの魅力」


「ドクロちゃんまで...」


「これからが、頑張るから...!」


久しぶりに三期生が揃った配信、楽しい時間も終わりを告げ僕は最高の復帰配信を終えるのだった。

読んでいただきありがとうございます!

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[一言] あいての癖まで余すことなく視てるあたりどんだけ好きなんだよw流石博士
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