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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
11章 コミュ障、お休みする!?
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135話 久しぶりの三期生①

親子バレからいろんなコメントがネットに流れるようになった。

僕がコネでMonster Liveに入ったという意見もあったが、それ以上に面白い状況だと楽しんでくれる人が多い。


中にはコネで入ったとしてもここまで頑張れる子はいないと言ってくれる人もいて応援してくれる。

そんな中、僕は休暇を終え配信に復帰することとなった。


復帰配信は色々な問題を解決させようと1人の雑談配信にしようとしていたのだが、三期生のみんなが一緒に話そう!と言ってくれた。

大会や1人での配信でしばらく話せていなかったので僕はみんなと配信することにする。




三期生の通話部屋には既に3人とも揃っていて、僕が来るのを待っているようだった。

久しぶりに話すのでちゃんと話せるか心配になりつつも、通話部屋に入室する。


「狐狐ちゃ〜ん!!」


「奈女々ちゃん...うるさい...」


「ご、ごめん...でも久しぶりの狐狐ちゃんだよ!?」


「確かにそうね。

とにかく、体調は良くなったかしら?狐狐ちゃん」


鳴子ちゃんの言葉に他の2人も静かになる。

僕の返答を待っているようだった。


「うん、大丈夫!久しぶり...だね...」


「うん久しぶりだよ〜!」


「久しぶりに話せて嬉しい」


「何年も会ってない気がするわ、本当...」


「ごめん...」


つい謝ってしまう。


「謝らなくていいよ〜

狐狐ちゃんの頑張りは私達が1番知ってるんだから!」


「古参アピール...」


「実際狐狐ちゃんの最初のファンは私達と思うわよ?」


「そうだよ〜」


「だね」


久しぶりに揃った三期生、なぜか涙が出そうになる。

色々あったからそのせいで涙腺が緩くなっているかもしれない。


「そう言えば狐狐ちゃんのお母さんがセブンママなんだよね?」


「あ...うん、お母さんがセブンママだよ」


「凄いよね...

セブンママにありがとうって伝えてて!」


「うん、伝えておく」


「私も」


「私の分も伝えておいて欲しいわ!」


「もうお母さん呼んで来ようか...?」


「あ、そっかいるのか」


「もし会えるとしたら緊張しちゃうな〜」


「って言うかもうすぐ配信時間じゃない?」


時計を見ると配信までもうすぐだった。

僕は既に配信の準備を済ませているので、後は配信開始ボタンを押すだけである。

僕の復帰配信ということでみんなは配信を付けずに僕の配信に出演するらしい。


「準備はできてるからいつでも配信できるよ」


「流石だね!」


「奈女々ちゃんとは大違い」


「ドクロちゃん!?」


「奈女々は配信準備できてなくて数十分配信時間遅らせたことあるものね〜」


「う、うるさいっ!」


「も、もう配信始めるよ!」


「はーい」


「了解」


「いいわよ」


僕はみんなのやりとりに頬を緩ませながら、配信開始ボタンを押す。




【復帰配信】配信も三期生のみんなもお久しぶりです!【九尾狐狐/赤桶奈女々/鬼野鳴子/ガシャ=ド=クロ】配信中


@九尾狐狐 Monster Live三期生

お久しぶりです!

色々ありましたが、今日三期生のみんなと復帰配信をします

また今日から頑張っていきます!


♯狐狐ライブ

♯赤鬼ド狐




久しぶりの僕の配信だからか、いつも以上にコメントの流れが速い気がする。

これだけの人が待っていてくれていたという事実がただただ嬉しかった。


「皆さん、お久しぶりです...!」


【久しぶりだ〜!!】

【狐狐ちゃん待ってたぞ〜!】

【お久しぶり〜!】

【三期生集合久しぶりすぎる...】

【揃ってるの久々に見る!】


「えっと...久しぶりでちょっと緊張してます...

と、とりあえずみんな改めて自己紹介しておく?」


「赤桶奈女々!」


「鬼野鳴子!」


「ガシャ=ド=クロ」


「え、あ...き、九尾狐狐...?」


「4人揃って!」


「赤鬼ド狐〜!」


奈女々ちゃんが始めた謎の流れに乗った結果戦隊もののようになる。

いきなりすぎて思わずモタついてしまった。

ドクロちゃんも同じことを思っていたようで...


「打ち合わせにない」


ちょっと不機嫌そうに呟いた。


「ごめんごめん、久しぶりに配信できるのが楽しすぎて...」


「私もつい乗っちゃったわ」


「急に合わせられるの凄いね...」


「今までの経験からかしらね」


「奈女々ちゃんに振り回された経験...」


「あー何も聞こえないー」


三期生みんなでの配信、久しぶりで緊張していたがすぐに慣れてしまった。

もしかしたら、みんなは久しぶりに配信する僕の為を思ってくれたのかな...


話題はやはりと言うべきか、僕とセブンママの話題となった。

実はあの後、混乱を収める為公式から発表があり既に僕とセブンママが実の親子であることは周知されている。


「はい、そうです...

セブンママは僕のお母さんですね...

あの、Vのママでもあり実の母でもあります...」


【公式でも投稿されてたしガチなのか】

【え?狐狐ちゃんの実の母ってセブンママなの!?】

【↑公式でも発表あったし、マイク切り忘れで親子バレしてる】

【マジか...親子でVtuberってすごいな】


コメント欄に親子バレを知らない人がいたが、瞬時に情報が伝えられる。

どんなことを思われるかが心配でコメント欄が見れない。

そんな時奈女々ちゃんが話を振ってくれる。


「呼ぼうと思えば呼べるんだ?」


「ま、まあ...来ると思う...」


「親子バレの切り抜き上がってて、つい見てしまったけれど物凄く仲がいいわよね」


「僕コミュ障だからお母さんしか話す人いなくて...」


「あ...そ、そうなのね」


【だから友達みたいな会話してたのか】

【俺はあの親子バレ配信好きだぞw】

【狐狐ちゃんのプライベート覗けた気がして凄い得した気分】

【あれ良かったよなぁ...】


「完全なオフモードだったからすごく恥ずかしいんですけど...」


「大丈夫!狐狐ちゃん可愛かったよ!」


「う、うるさい...!」


「怒られちゃった〜」


わざとらしくそう言う奈女々ちゃん。

少しだけ顔が熱くなるのを感じながら、久しぶりの配信を楽しむ。

読んでいただきありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[一言] 凄く久しぶりの同期集合だやったね
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