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古今東西、神さまなんて存在は信じたことはなかったが、目の前に現れたそれを目視してしまったら、それを信じなくてはなるまい。


まぁ、日本には八百万の神がいると古事記にも書かれていた事だしそのうちの一体であると考えるのであれば気が楽になる。


ただでさえ先ほど死を経験したばかりだ。

脳へのストレスは極力控えなければなるまい。


「それで、転生してくれるんだよな?」

「ああ、愛玩動物にしてくれるのであれば、転生する事もやぶさかにではない」


「なんでぃ、せっかくのファンタジー世界だそ? 何が嬉しくて愛玩動物なんかになりたいんだ?」


「男であれば一度は美少女に甘やかされて、生活したいと夢見たであろう、その夢を叶える為に愛玩動物になりたいと言うのは至極当たり前の事だ」


「お前、やばいな」


「十全に知っている、ヤバくなければこの場に適応できまい、先ほど愛玩動物といったが追加しよう、できれば猫科の生物にして、可愛がってくれる美少女に拾われるようにしてくれ」


「欲望に忠実って言うのはいい事だ、いい事だが残念だが、貴様は人間への転生しか認められていない」


「なん、だと」


「人間が死んだのだから人間に転生するのが道理よな、別に人間に転生して、美少女に飼われれば良いのではないか?」


「どうやら、お前さんは神の名を騙る、阿呆だったようだな」


「ほう、その心は?」


「確かに、幼少であれば、可愛げがあろう、しかし時がたつにつれ可愛さは失われ老けていく、貴殿には老人を飼いたいという特殊性癖の知り合いでもいるのか?」


「確かに、だがしかし、貴様には人間への転生しか認められていない、そして一つだけ願いを叶えてやろう」


「うむ、では全てに対応できる回復魔法を貰おう」

「それは、スーパーレアな転生者にしか与えられない加護だ」


「先ほどから、あれはダメだこれはダメだと、口うるさい神め、貴殿は我輩の母上か」


「ある意味では」

「ならばレアな転生者で許される限りの回復魔法をくれ」


「お前には回復魔法4を与える、では転生者の新たな旅路に祝福を・・・」

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