表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/23

第13話 鉱山の街の名物料理は豚?

皆さま、暑い日が続きますね。どんな暑さ対策をしていますでしょうか。

自分、クーラー付けていないと何も出来ないけれど冷えすぎると頭痛もしてくる。

冬にはめっぽう強いのですが。。。


しばらく、1500文字程度の短文投稿になります。

あっ!暑いから書けない理由じゃないですよ?

 異世界お初観光旅行に、浮足立つようなこともなく、淡々と進む3人組。

 もとい、二人と、ポケットで腹を出して寝ている、ハムスターに擬態した珍獣一匹。


 歩くのが嫌だったら、観光なんて出来ないだろうがっ、もう帰りてー。

 延々と歩きながら、異世界に来てからというもの、独り言のように、小言が多くなっていく奏多と、獣人化して、思い通りの意思疎通が出来て喜ぶ桜と、対照的な感情に左右される二人ではあるが、足並みは妙に揃っていた。


 アム神情報では、人族が住むアンベリファは、大きく四つの国に分けられていて、その果ては海に遮られ、その先に半獣、半亜人が住む隔絶された場所へと続いていた。


 四大国で唯一海に面していない、エルワード国が、現在3人がいる国であり、初めの目的地が、その首都であるフォルトザだった。


 フォルトザは、エルワード国で、1番人口が多いらしいが、現世日本の感覚からしたら、大したことが無いのではと、それぞれが思っていたとしても、無理もないことだろう。


 果たして、その通りの光景を今現在、目の前で体感していたりする。


「へー ここが首都なんだ… 」

「避暑地に来た感じがしますね」

『お腹空いた~名物料理食べたい~ 」


「「…… 通常営業だな。ですね」」


 現世の都会をイメージしていた訳ではないが、何処かのんびりした空気が漂っていて、そこらで家畜の(いな)きや、鶏に似た鳴き声が聞こえてくる。


 ここが首都なら、町や村はいったいどうなんだ、観光気分に、(ひた)れる以前じゃないかと、腹を空かせた真琴は、別の意味で心配していた。


『うーん、本当に首都なの? 隣の町じゃない?

 あっ、おじさーん! ここはフォルトザですか? 』


 いつの間にか、桜のポケットから飛び出ていた真琴は、目の前をゆっくりした速度で、通り過ぎようとしていた荷馬車を運転していたおじさんに、呼びかけていた。


「んにゃ、ここはフォルトザじゃねえべ。隣街ハルフルの(はずれ)だ。

 フォルトザは馬車であと二日の距離だべ」


『マジっ? えー、もう歩けない』


「「………… 」」


 奏多と桜、二人の考えていることが、見事にシンクロしていた。それはそうだろう。

 真琴はここまで、一切の労力を必要としない、ポケットの中で擬態して、寝ていたのだから。


「ハルフルの街中まででいいんなら乗せてくぞい」


『ほんと! ありがと~ 』


「「お願いします」」


 3人は親切なおじさんの、荷馬車に乗せてもらいながら、ハルフルの町の、話を聞いていた。


 ハルフルは、小さい町ながらも、近くに見える山々に、多種多様な鉱物資源が豊富にあり、貴重な金や宝石が、採掘される鉱山の町だということだ。


 場所によっては、オリハルコンやミスリルまで、採掘される場所があると聞いて、異世界大好き奏多くんの、好奇心が俄然(がぜん)刺激されていた。


「おじさん、一般人でも鉱山に入れますか? 」


「おおよ。ファルトザ王宮が管理してる山はダメだが、他は入れるぞい。

 一攫千金を夢見て、この街にくる者が、後を絶たないくらいだなぁ。

 鉱石の買い取りは街にある商業ギルドに行けばしてくれるぞい」


「分かりました。色々ありがとうございました」


『おじさん、この街の美味しいものって何かある? 』


「食いもんか? 鉱山の街だから、質より量の食いもんばかりだぞい。

 街中の屋台で有名なんが、鉱山近郊で捕れる、鉱山豚の串焼きだなぁ。

 ちょっと硬くて、癖があるが腹持ちがいいぞい」


「「「………… 」」」


 おじさんの話から、どうにも食べ物には期待が出来ないと、早々に諦めムードの3人であった。真琴に至っては、一足飛びに首都へ向かうと言い張っていたが、奏多のキラキラとした、好奇心に負けて、渋々付き合うことに決めていた。



『おじさ~ん、色々ありがとね。

 これお礼だから食べて、甘くて美味しいよ~ 』


 そして真琴は、若者らしくない好物の、和菓子饅頭をスキルで取り出し、アム神に続いて、荷馬車のおじさんに渡し、やはりそれを食べたおじさんが、(むせ)び泣く程喜んだことで、この世界の食べ物って…… と、そこはかとなく、不安になる真琴であった。


誤字脱字等気になる箇所がありましたらご指摘頂けると嬉しいです。

感想など頂ければ飛び上がるほど嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ