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次代女神様の諸国漫遊記  作者: ラズベリル
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幕間 新米神官は見た。上司の秘密。


僕はアバロン=クーカキワ、見習い神官より下級神官になったばかりである。

今日、僕が側仕えとなる新任の神官長様が見えられた。

史上最年少で神官長の位になられた大変優秀な方で、男の僕から見ても、カッコいい方だと思った。

早速、50年ぶりとなる巫女姫候補のステラ=エスペランサの指導神官となったことから、大神官様も期待されているのがわかる。巫女姫はトリドート様の巫女のなかでも最上位に位置する方で、歴代の巫女姫は異世界から召還されていた。

だから、ステラ=エスペランサはガーネットラド初の巫女姫候補ということで、大神官様が神託の時に興奮されて、血圧が上がって具合が悪くなられたという話は有名な話てある。



そのステラ=エスペランサとも同じ神官長様の元で学ぶことになり、僕もかなり興奮している。


ステラは5歳だけれど、将来がすごく楽しみになるほど可愛い。絶対に美少女になること間違いなしである。


神官長様も美形であるため、毎日がすごく楽しみになってきた。





ステラが神官長様に挨拶に来た。5歳なのにしっかりしてるなと感心していたら、神官長様より、お茶の用意を頼まれた。

あらかじめ、ステラが来たら、大人数の大人相手だと怖がらせるので席を外すように言われていたから、僕を含めた数人の側仕えは席をはずす。


僕はそのなかでも一番位が低いので、お茶を用意してあとで持って行くことになっていた。ステラに年が近いということもある。




しばらくしてお茶の準備をして神官長様の部屋へと向かう。

扉の前に立ち止まり、ノックをしようとすると、子供の大きな声が聞こえてきて、どうしたんだろうと思わず、扉をノックもなしに開けてしまったが、奥の部屋で話をしていた2人は気づいていないようだった。


ステラは聡明な子供で、あんな大きな声を出すような子供ではなかったから、ついつい好奇心に負けて覗きこんでしまった。



覗かなければ良かった。そこでは、ステラを抱きしめ、口づける上司の姿。






なんてこった。僕の憧れの上司は、ロリコンだった。

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