表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次代女神様の諸国漫遊記  作者: ラズベリル
15/34

第9話


思わず大声を出してしまい、肩で息をする。


「しかし、もう誓約も交わしてるが…。我が嫌いか?」


そんな悲しそうな顔しないで、トリドート様とは長い付き合いだし、私が苦しくて辛い時、そばにいてくれて助けてくれて、だからトリドート様のガーネットラドのために一緒に頑張って支えようと思ったから、了承したんだから。


「我が対の女神を望んだのは、そなたが初めてだ。いやか?」


そんな色気駄々漏れの熱い眼差しで見つめないで、腰砕けそうです。私もついつい忘れてしまいますが、今の私は5歳の幼女。幼女を腰砕けにさせてまっせ。

思わず座り込んじゃった。


すると、すかさずトリドート様が私に近寄ってきて、床に片膝つき、片膝を立ててそこへ私をもたれかけさせ、じっと私の目を見つめながら、再度問う。



「どうしても我の者になるのはいやか?」



無理です。この色気攻撃にはどんな防御も抵抗できません。


気がつけば、操られるように首を降っていた。


途端に輝く笑顔になり、トリドート様の顔がドアップになったかと思うと、唇を温かいものに塞がれたと思って、キスされてるっと思った時には口からも鼻からも息ができないことに気づく。大人と幼女だから、唇だけじゃなく鼻も塞がれてるのね。と考えながら意識がなくなっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ