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暴走するユニコーン編1

爽やかな朝だ。

カーテンを開けると太陽の光が俺の体を包み込み目を覚まさせてくれる。

朝食はトーストとコーヒー。まぁ、普通だがこれでいいんだ。

そして、テレビをつけるとニュースをしている。大した内容はやっていない。また、この島で爆破事故があったとか町中で神獣を使ったバカが捕まったなどこの島では大したことのないニュースが流れていた。今までどおりの一日だった。ある一部分を除けばだが………………。


隣で納豆でご飯を朝から3杯食べている赤い髪の美少女がいなければの話だが。

「うまい、ご飯もう一杯!」

「まだ食うのかお前!」

「当たり前です。朝食は一日の活力原ですよ。しっかりと食べないと!」

「はぁ、何でフエニックスが朝っぱらから納豆でご飯を三杯も食べてるんだよ!お前、フエニックスならもっと気高く生きろよ!」

「失礼な私はいつだって気高く生きてよ!」

隣の赤い髪の美少女は胸を張ってそう言ったのだった。

しかし、それはかなり説得力にかけるものだった。

納豆が食べたいがために俺の魔力を使い、実体化して更には、フエニックスの状態だと納豆が食いづらいからと人間の姿になっていて、口の回りにはご飯粒を付けているフエニックスのどこが気高いのだ。


ホムラと俺は学校に行くことにした。

今日はカーリーダンプティーとの戦いから一応入院していたが、どこにもケガも直ったので一昨日の土曜日に退院して、今日から学校に登校することになっている。

今日は朝から学園長に呼び出されている。

はぁ、面倒だが行くしかないか。



「おはようございます。学園長先生はいらっしゃいますか?」

俺が学園長室に行くと他に先客が二人ほどいた。

それは涼と委員長だった。

「あれ?何で二人がここに?」

俺がそう言うと学園長室の扉は勝手にしまり、学園長がこちらに向かって話を始めたのだった。

「まず、あなた達を集めた理由を言っておきましょう。まぁ、簡単に言えばあなた達の口止めです」

「口止め?何の話ですか?」

「分かりませんか?瑞穂さん。では単刀直入に言います。焔君の体に宿るフエニックスの事を他言無用にしてください」

学園長の言葉に俺と涼は驚かなかった。委員長はかなり驚いていたが。

「彼の能力はかなり危険なものです。だから、私たちでそれを制御しなければなりません。だから、この事は他の所に漏れるとマズイんですね」

学園長はそう言うと俺の方を見てきた。

「それくらいの事は分かっていますよ学園長先生。別に俺は気にしませんよ」

俺がそう言うと委員長は学園長に軽く質問していた。

「じゃあ、焔君はフエニックスの力を使ってはいけないんですか?」

「はい、授業中でも使ってはいけません」

委員長はその学園長の言葉に驚いていた。

「何でですか!焔君は潜在魔法が使えずに殆どの生徒に戦闘の授業の時に色んな生徒にやりたいようにやられているんてすよ!少しくらい彼にだって魔法を使わせてあげてもいいじゃないですか!」

委員長は必死に学園長に訴えていた、まぁ、学園長が聞く耳を持っていないのは分かっているけどな。

「委員長、もういいよ」

「良くないよ!焔君は自分の事を無能だとか言っている人達を見返したくないの!」

「別にいいんだ委員長!」

「良くないよ、焔君は強いよ。フエニックスの力が無くてもカーリー・ダンプティーとの戦いの時だって充分戦っていたよ。ただ、いつもは自信がないだけでしよ!その自信をつけるべきたよ!」

「いいんだよ、委員長。俺は別に………………、俺はこの道を。劣等生になることを自分で選んだから」

「どう言うこと?」

委員長はかなり不思議そうにしていた。

そりゃ、そうだ。自分で劣等生になることを選んだと言われもピンとこないだろう、


「委員長には言うべきだな。俺が劣等生になった理由を」

感想などありましたら、よろしくお願いします。

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