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火の鳥覚醒編1

人生は不平等だ。

どんな人間も必ずしも平等で、最初はみんな同じスタートラインにたっているなんて事はあり得ない。

最初から人間は差がついているのだ。

努力をすればその差が縮まる事もある。しかし、それが縮まる事がない場合もある。

例えば俺のようにだ。



「ぐっは!!」

俺は体育館の壁に吹き飛ばされていた。

体は体育館の壁に若干めり込んでいる。

1体何が起きているのかと言うと、俺が協力なタックルを受けて吹き飛ばされたのだ。

しかも、体がムキムキの狼男にだ。

周りの生徒達はヤジを飛ばしてくるだけだ。

はぁ、何で俺はこんな事をしなくちゃないらないんだ。



私立魔法高校はとある日本の領海にある島の中心部にある。

私立魔法高校はそのまんまの名前通り魔法の事に関して勉強する学校である。

この学校を中心として島は色んな経済成り立っている。

この島は政府がいつか有害になると思われた魔法使いを一斉に隔離するために作った島だ。まぁ、魔法使い以外も住んでいる。

まぁ、ここでの生活もそこそこに楽しいのだが、学園生活はあまり有意義ではない。

何故ならば俺は魔法が使えないからだ。

私立魔法高校は魔法使いの素質がある人間を正しい魔法の知識を身に付けさせたり、正しい魔法の使い方をするために作られた学校だ。

しかし、そんな学校で俺は魔法が使えないのだ。まぁ、あまり居心地が良いものではない。

しかし、周りの奴等にはいてほしい存在のようだ。

何故なら、魔法の戦闘試験の時にやられるカモなのだからだ。

そして、今も壁にめり込んでいる。


憂鬱な魔法の戦闘試験が終わり、昼の時間になったので俺は購買でパンと紙パックの紅茶を買って屋上に向かった。教室で食べないのは教室で俺をカモにしていた連中が俺のやられ方について言い合って笑い者にしるからだ。

そんなものは聞きたくないので俺は屋上でパンを食べるのだ。



俺が屋上で一人でゆっくりとパンを食べているとめんどくさい女が来た。

黒髪のショートヘアーのかなりの美少女が目の前に立っていた。

「あんた、さっきのはどういう事なの!」

「別にどうもしてないだろう。いつもの事だろう。俺が戦闘試験の時にやられるのは」

「本当に貴方は本気を出しているの!何で座学ではトップクラスの成績を取っている貴方が戦闘試験ではあんなにヒドイ結果なのよ!」

「だから、それは何度も言っているだろ。俺は魔法が使えないんだ。それなんので戦闘試験で勝てると思うのか!」

「嘘ね、じゃあ何で貴方はこの学園にいるのよ!」

「知るかよ、俺が知りたいわ!さっさと教室に帰れよ」

俺がそう言うと、奴は悔しそうに屋上をあとにした。


「おっす!お疲れ様」

また屋上に来客が来ていた。今度は俺の親友の涼だった。

「本当に疲れた、いい加減に何とかならないのか、あの委員長様は!」

「まったく、君も大変だね。あの委員長に目をつけられるなんてね」

「はぁ、まったく嫌になるぜ」

俺と涼屋上でそこそこに話をしてから教室に戻ったのだった。

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