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SevenSevenceOnline  作者: あんじゅ
第一章:黒髪の女(?)剣士(ヒーラー)とはじまりの街
5/38

CHAPTER,5

まさか女の子の買い物がここまで凄まじいとは。

僕は年齢(イコール)彼女いない歴だから正直侮ってました。

なんか妹以外の女の子は怖い。男共もそうだけど、どうしてもなんかギラギラしてるような気がする。

だから怖いし、嫌いだ。

べ、別に今まで彼女がいなかった言い訳なんかじゃないんだからね!?

……。キモいからやめよう……。

でも仮にも高校一年生の妹がいたのに…………とか思われてそうだけど、マルは基本学校の友達とか、あいつ(・・・)と一緒に買い物に行ってたからな。マルとこうして一緒に買い物に行くのは小学生振りだったりする。

なんでこうなったかというと、結局昨日夜遅く寝たのが原因で”朝起きたと思ったらすでに午後”を素でやらかしてしまった僕は、やたら元気な妹の勢いに逆らえず、買い物に付き合わされることになってしまった。…………兄は妹のお願いに弱いのだ。


あっちのお店に入ったかと思いきやすぐ別のお店に行って、またすぐ出るのかと思いきや今度は三十分以上一か所を見続けたり。

でも、荷物持ちにされるのかと思っていたらそんなことはなくて、マルは自分の荷物はちゃんと自分で持っていた。

こういうときってお兄ちゃんに荷物を持たせたりするのが普通なんじゃないだろうか。まぁ僕は持ちたくないからいいけど。

意外とよくできた妹だったんだな、マルは。


「マル……もうそろそろ帰らないか?」


時間は午後六時を回り、お腹もすきてきたし、とぐったりとした様子で僕が提案すると、


「んーまだまだ買いたいものもあるし、お兄ちゃん、先に帰っててもいいよ?」


笑顔で返されました。

女の子は本当にパワフルだなぁ。





家に帰ると午後七時を回っていた。今日は遠くまで出かけたからなぁ。マル……一人で帰ってこれるかな?

最悪の場合誘拐とかもあるかもしれないし……ほら、マルは可愛いから。

しょうがないからあいつにメールをしておく。あいつは今あそこら辺に住んでるからな。

出来ればあいつにはかかわりたくなかったんだが……嫌い、というか、苦手なんだよなぁ……。でもほかに頼れる人もいないし。

あ。メール帰ってきた。


”おk(σ∀υ)―☆途中まで送ってやんよ。

可愛い(ヨル)君の頼みとあらばっ

そう言えば最近メールしてくれないね。泣いちゃうぞっ(;;)

今度いつ会えるかなーそろそろ実家に帰るから、またたーっぷり遊ぼうねん^m^”


はえぇよ。まだ送ってから一分も経ってねぇよ。

そしてうぜぇぇええ。だからコイツ苦手なんだ。

まぁいいや、途中まで送ってくれるのならこの際気にしない。

お腹がぐぅっとなる。腹が減ったとお腹が叫んでいる。

今日の夕食は昨日の夕食の残りのハンバーグ。

うん、おいしい。

元々僕はお店とかで食べる料理よりもお母さんの作る料理の方が好きだからな。母の愛って素晴らしい。

僕ん()はお母さんが昼間に寝て夜には会社へ出勤するという完全に夜型の生活だし、お父さんは単身赴任中だからあんまり家族が全員揃うってことがない。

だから、唯一お母さんの手料理が食べられる夕食は僕の中ではきっとどこか特別なんだな。

晩御飯を食べ終わってお腹がいっぱいになったら、お風呂に入り、すぐに寝る。

マルもちゃんと無事に帰って来たし、よかったよかった。

明日は『SevenSevenceOnline』の開始日だから、今日の二の舞にならないようにしなければ。

内容に変化はないですが、多少文体を直しました。

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