CHAPTER,3
只今の時刻午後九時。
夕食が済んだ後宣言道理宿題を終わらせた僕は今、『MUSEI』と向き合っている。
公式サイトも見たし準備は万端だ。
『MUSEI』のスイッチを入れログインする。
―――――我が名は【エトワーランデ】。汝の名は?
どこからともなく聞こえてくる低い声。
うーん、雰囲気あるなぁ。っていうか【エトワーランデ】ってこの世界の名前と似ている。きっと重要人物だったりするのだろう。
声が聞こえてくると同時にキーボードがこれまたどこからともなく現れた。
これで名前を入力しろということなのだろう。
僕は迷わず”ナイト”と入力する。
―――――ふむ。その名前の者はもうすでにおる。
やっぱり被ってたか。
じゃあ、と僕は少し悩んだ後”タカ”と入力した。
―――――ふむ。それではタカよ、お主の種族は?
良かった。流石に被ってなかったみたいだ。
今度は七つのホログラムが出てきた。
人間―――LUKが高い、エルフ―――INTが高い、半分エルフ―――MNDが高い、獣人―――AGIが高い、ホビット―――DEXが高い、ドワーフ―――VITが高い、竜人―――STRが高い、の七種である。
公式サイトやマルの情報によると、選んだ種族によって上がりやすい能力や外見も変わるらしい。
あれだな、無難に人間でもいいけど、やっぱり折角だからここは何か遊びたいよな。
うーん、決めかねるから消去法にしよう。
まず、人間は除外。
次に、僕は盾役になるつもりも魔法使いになるつもりもないから、ドワーフとエルフと半分エルフも除外。
外見はあまり変えるなとマルに言われているので、七種の中で一番外見に影響が出るらしい竜人も除外。
となるとホビットか獣人か…………。
僕は職人系のスキルはあんまり取る気はないしなぁ……うん、AGIの高い獣人にしよう。
僕は獣人を選択する。
―――――ふむ。それではタカよ。お主の容姿は?
今度は目の前に自分の姿がホログラムで映し出される。
獣人は、AGIが高い以外見た目は人間と変わらないようだ。
特に何も期待はしていなかったし、耳とか尻尾が自分についていても嫌だったから別にいいけど。
とりあえず外見はさっきも言った通りあんまりいじるなってマルに言われてるからな。
さくっと飛ばそう。
因みに後でマルに聞いてみたところ、驚くほど細かい所まで設定出来る事が分かった。
例えば目。瞳の色から大きさ、目の大きさに距離に細かい位置。さらには睫毛の長さや量まで設定出来るらしい。
…………そんなところまで設定出来りゃあ時間がかかるよなぁ。
よし、次は職業とスキルだな。
猫人間→獣人
に変更。
内容に変化はないですが、多少文体を直しました。