第1話〜冥界の始まり〜
はじめまして!
世界観の導入として本作品の主人公である《ギルティー》による語りから物語を始めています。
※一部暴力・神への侮辱(ギル視点)を含みます。
苦手な方はご注意ください。
〝この歪んだ世界を作ったのは、お偉い3人の神さまたち。
1人目は、傲慢で俺様で手癖の悪いクソ野郎。
2人目は、温厚でふわふわなイケメン《カルマ》!
そして最後が……めーーっちゃ可愛いのに尻軽な女神様、《メラニア様》!
ほんと、神様もいろいろだよね〜。
で、ある時、このクソ野郎がメラニア様を独り占めしたくなっちゃってさ。
監禁して、しかも子供を3人産ませたの!……本当に気持ち悪い……。
子供たちは取り上げられて、ゼファーの支配下に。
メラニア様、可哀想すぎるよね……。
それにブチ切れたカルマが、メラニア様を救出!!
一緒に地上へ逃げて、そこで暮らしはじめたんだ。
しばらくして、カルマとの子供が誕生する――またまた可愛い三つ子ちゃん!
長男の《ゼル》、次男の《ドーマ》、末っ子の《バトウおじさん》。
でも、幸せな時間は長くは続かない。
三つ子の持つ強力な魔力を感じ取ったゼファーが、天界から地上に降臨。
メラニア様を連れ去って、カルマと三つ子は冥界に突き落とされた。
カルマは冥界の大地に魔力を注ぎ、冥界城を築き、悪魔たちを創り出したんだ。
……これがまた、面白い奴らばっかりでさあ。
まぁ、続きはまた今度話すよ〟
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
次回から「冥界の日常編」に入ります。
主に、ギルティーの冥界での生活を描きつつ、他の悪魔たちも登場してきます。
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