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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ホラー映画で『死んだはずの殺人鬼が実は生きてる』ってのを終わらせる男

作者: ヒロモト

”ミッドデリーの悪夢”事件は犯人であるケル死亡で幕を閉じた。

深夜のミッドテリー博物館にピエロの姿をした殺人鬼ケルが現れ次々と夜の博物館ツアーに訪れた女子小学生達を殺した。

犠牲者の数は保護者含め19人。

そのうち生徒9人。

生き残ったのはマリーという少女だけ。

10人の処女を悪魔の生贄として捧げるというケルの野望は駆けつけた刑事の弾丸が終わらせた。

刑事の弾丸はケルの眉間を捉えた。


事件から一夜明け、遺体安置所にあるケルの犠牲者達の死体袋を次々開ける検視官。

ケルの殺し方は残忍でどの遺体も顔が潰れ腹が裂かれ腸が飛び出ていた。

検視官は最後にケルの遺体袋を開けた。

……そこにケルはいなかった。


半年後。事件のトラウマから立ち直ったマリーが退院した。

事件が終わり初めての自宅での夜。

事件の事を思い出して眠れないマリーは庭に出て夜の冷たい空気をゆっくりと吸った。

元気を出さないと。と思い無理矢理に笑顔を作る。

そのマリーの背後に立つ肉切り包丁を持ったピエロメイクの男。

……ケルである。

マリーはケルに気がついていない。

悪夢はまだ終わっていなかったのだ……


マリーが後ろを向く。

そこには誰もいない。

マリーは家に戻っていく。






『ホラー映画を終わらせる男』トランケスが気の力でケルを荒野までふっ飛ばしたのだ。


「だりゃああ!」


「ちぃくしょおおお!」


空を飛んでケルに追いついたトランケスがケルをジャイアントスイングして真上に投げた。

ケルが夜空に消えていく。

100メートル、200メートル……

落ちたらとても助かる高さではない。


「俺はホラー映画の殺人鬼だぁ!落下して死んだとしても何度でも復活して必ずマリーを殺してやるぅぅ!」


「うるさいっ!完全に消え去ってしまえ!ケル!」


トランケスが両手を上げるとそこから巨大なエネルギーの波動が真っ直ぐケルに伸びていき、ケルを飲み込んだ。


「ちくしょお!ちくしょお!ちぃぃくしょおおお!」


ケルはこの世から消え去った。

ホラー映画の世界に朝日が登る。

 

※ナレーション


これからもホラー映画の殺人鬼がスタッフロールの後にまだ生きてた的な終わり方をするかもしれない。


でも大丈夫!


ホラー映画を終わらせる者。トランケスがいる限り!



CHA-LA HEAD-CHA-LAが流れる。







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