未来へ
いつか終わる日の為に準備しておかなくちゃ
そんなこと思う
そんな自分なんていらないのに
いつまでも続く夢なんてないんだって
知った気になって
此処から一歩も動けないんだってフリをして
空を見上げて天気を確認する
嗚呼 晴天
いつか来る日の為に準備しておかなくちゃ
そんなこと思う
そんな自分なんて弱いだけなのに
何処までも続く夢なんてないんだって
知っている顔をして
現在から一歩も動けないんだってフリをして
空を見上げて天気を確認する
嗚呼 雨が散る
本当のことを教えておくれよと
誰に詰め寄れば良いのか分からない
自分に問うても分からないまま
見えない道を探している
嘘でも良い
笑っておくれよと
誰に願えば良いのか分からない
頼り無く道を探し続けている
そんな偽り
溜め息を吐き出しても
その息が白く遠くに行っても
自分は此処から一歩も動けないよって
誰に言い訳を続けているのだろう
此処まで来るのに
誰を知らないフリして来たのだろう
空ばかり見上げて天気を見てしまう
嗚呼 今日は曇天
思い込みに似た希望
本音は羨望
吐き出す息が白く遠く離れて行く
誰が自分から離れて行ったのだろう
過去を振り返り振り返り
夢をみて
夢を忘れて
未来に一歩も寄せて行けないフリをして
空ばかり見上げて天気を見てしまう
嗚呼 虹が架かる
此処までなんだって
本当はそんなこと思いたくないんだって
何を失って来たとしても
まだまだ明日は続いて行くよって
本当はそんな風に思いたいんだって
夢を忘れてなんていないんだ
今日も明日も夢をみて行く
それが自分なんだって
天気はきっかけなんだよね
もうそろそろ分かって来た頃合
道が見えないなんて当たり前
此処から一歩も動けないなんて思い込み
溜め息が白く遠く離れて行く
いつかがいつか来る
此処までで終わりの日が来る
今は違う
分かる
嗚呼 鳥が鳴く
一瞬を刻んで生きて行く
此処から歩き出す
溜め息を吐いても
天気が変わっても
未来へ
